ヒロ国で、私が覚醒した瞬間!
リハビリテーション学科 義肢装具学専攻
橋本 耕征さん
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一生身につける義肢だからこそ。その人に向き合い、寄り添うことが大切。
技術だけでなく、共感できる素質も必要だと実感しました。
義肢との出会いは、小学生の頃にテレビで見たパラリンピックでした。
衝撃と影響を受けた僕は、義肢装具士をめざすため、養成学科を持つ全国4つの大学の中から、ヒロコクを選択。
決め手のひとつは、選手の義肢の修理を行うチームの一員として、パラリンピックに参加している月城先生の存在でした。
月城先生から教わるドイツの最先端技術やパラリンピックでの体験談は、僕にとって将来への大きな糧となっています。
僕も野球をやっていたので、将来は障がい者スポーツに関係する分野で働きたいと思っています。
今は、実際に義足を作る技術を養っています。
授業に切断者の方が来て採型からスタートすることも。
この採型は、義肢装具士にとって最も難しいと言われているので、自ずと気合も入ります。
しかし、実際に切断者の方にふれて感じたことは、作業面のやりがいではなく、その人と向きあう時間の深さでした。
その人は自身の障がいとずっと向き合っています。
義肢も一生身につけるもので、合っているかどうかの判断はこちらの価値観が通用しません。
もっと人に寄り添える義肢装具士にならなければならない。
コミュニケーション力も身に付けなければいけない。
作業はもちろんですが、メンタル面で共感できる素質が大切だとわかったのです。
さらに基礎をしっかり体得し、勉強を重ね、将来は障がい者スポーツの分野で「橋本さんに作ってもらいたい」と、言われるような義肢装具士を夢見ています。
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