チーム医療に強い人材を育成する医療系総合大学

学部

人々の思いに寄り添い、
よりよい人生に向けた
支援を行う専門家に
人は生きていくなかで、孤独を感じたり、自分や家族が病気になったり、介護や子育てに悩んだり、仕事を失ったり、大切な誰かを突然失ったり、慣れない環境に戸惑ったり、など様々な危機に出会います。ソーシャルワーカー(社会福祉士や精神保健福祉士などの福祉の専門家)は、危機に出会った当事者や家族の想いに気づき、寄り添い、「これからどう生きていきたいのか」をともに考え、実現できるように支えます。

シリーズコラム『(医療)福祉は、例えるとブラックホールのようなもの?』

①“相談援助”って、こんなこと。

②“相談援助”って、どんな仕事をするんですか?(その1)

③“相談援助”って、どんな仕事をするんですか?(その2)

④精神保健福祉士の仕事

⑤ソーシャルワーカー・マインドについて

必要なのは、生活への眼差しとハート、そして、知識と技術

ソーシャルワーカーは、子どもからお年寄りまで幅広い年代の人の相談に乗ります。それぞれの方が、たった一つの人生を歩んでおり、歩み方もひとりひとり異なります。年代も歩み方も違う人を支えるには、多様な価値観を受け入れる専門知識や技術が必要です。さらに、人々の生活をみつめる眼差しやそれを受け止めるハートが必要不可欠です。医療福祉学専攻では、こうした生活への眼差し、ハート、知識、技術をはぐくみ、人々の想いに寄り添い、人々の人生をより良いものに導くプロフェッショナルを育成します。

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相談援助のロールプレイ

4つの分野があります。

医療福祉学専攻は、「社会福祉分野」「スクールソーシャルワーク分野」「医療ソーシャルワーク分野」「精神保健福祉分野」の4つに分かれています。
「社会福祉分野」では、社会福祉士資格取得をめざします。就職先としては社会福祉施設、社会福祉協議会、公務員が挙げられます。
「スクールソーシャルワーク分野」では、小・中・高校で働くスクールソーシャルワーカーの養成を行います。社会福祉士あるいは精神保健福祉士資格取得と合わせてスクールソーシャルワーカー資格の取得をめざします。就職先としては公務員が挙げられます。
「医療ソーシャルワーク分野」では、保健医療機関で働く医療ソーシャルワーカーの養成を行います。社会福祉士の資格取得をめざしますが、合わせて、正規に授業以外に特別講座を2年間にわたり開講し、相談援助職として、主に総合病院での医療チームの一員として活躍できる人材の育成をめざします。
「精神保健福祉分野」では、心の病を抱える方たちの生活・福祉支援のために相談援助を行う人材を養成します。精神保健福祉士の資格取得を目指し、資格取得後は精神科病院や精神科クリニックなどに就職します。

なお、例えば「主専攻:医療ソーシャルワーク、副専攻:社会福祉」のように、医療福祉学専攻の4つの分野の内の2つの分野を、「主専攻・副専攻」として選ぶこともできます。

授業風景

社会福祉援助技術演習の様子

授業風景

相談援助に必要なエコマップ作成練習風景

カリキュラム ‐相談・援助に必要な幅広い知識・体験を提供‐

社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士・保育士の国家試験受験科目やスクールソーシャルワーカー指定科目に加え、医療分野の知識を得るための講義科目を開講しています。そのうちのいくつかを紹介しましょう。
中国やドイツなどの国際的な背景を持った教員が担当する「国際医療福祉演習」では、中国、ドイツやデンマーク、スウェーデンに行き、現地の福祉機関を訪問。職員や利用者と交流するなど国際性に富む環境で、福祉について考える機会です。また、「社会福祉援助技術演習」は、少人数の演習形式で、相談に必要なコミュニケーションや支援過程、ケアマネジメントや地域援助、社会福祉調査、グループワークなどの技術を時間をかけてしっかり身につけていきます。「社会福祉援助技術現場実習」の実習先も、様々な条件のなかで可能な限り希望に沿った分野や施設での実習が行えるよう決めています。実習では、多様な利用者の方やご家族、ソーシャルワーカーと出会うことで、プロフェッショナルとして人の生活を見つめて受けとめ、相談援助を行うことの大切さを体感します。


くわしいカリキュラムの紹介はこちら

教員と一緒に、研究、地域貢献活動を行います

教員が、多彩な研究活動や地域貢献活動を行っており、学生たちもその活動に関わって貴重な体験をしているのも、本専攻の魅力のひとつです。
例えば、現在、「東アジアの『高齢者のQOLとケアの質』国際比較調査研究」や「国際化に対応する「看取りケア」の再構築に関する研究」、就職困難者の就労支援と在宅ワークについての研究、さらに、地域福祉理論および国際動向(ドイツ)の研究などが進められています。また、地域貢献事業としては、平成19年10月からスペシャルオリンピックス、ヘルシーアスリート・ヘルスプロモ-ション部門クリニカルディレクターとして知的障害を持つアスリートを支援する教員が展開する高齢の方の身体機能を向上させる体操教室やヨガボディワークをはじめ、福祉施設の日中連携交流のサポート、あるいは、「呉ふれあいコンサート」への参画など、各教員が活発に活動をしています。

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「広島県障害者陸上競技大会」のボランティア風景

取得できる受験資格・関連資格

卒業時に社会福祉主事任用資格が取得できる他、「社会福祉士」「精神保健福祉士」の国家試験受験資格が同時に取得可能です。

取得できる受験資格・関連資格
• 社会福祉士(国家試験受験資格)
• 精神保健福祉士(国家試験受験資格)
• スクールソーシャルワーカー
• 社会福祉主事任用資格
• 児童福祉司任用資格

卒業後の進路

• 公務員(社会福祉職)
• 公務員(スクールソーシャルワーカー)
• 公務員(刑務所)
• 行政
• 医療機関(病院等)
• 福祉施設(児童福祉施設、高齢者福祉施設、障害者支援施設、など)
• 相談機関(地域包括支援センター、社会福祉協議会など)
• 大学院進学 ほか
• 起業:障がい者福祉サービスなどを提供するNPO法人

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