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第4回2013.01.24更新

コミュニケーション論

対人援助技術の基礎を学べる授業

私が小学校のときに曾祖母が高齢者入所施設に入所した際、利用者の方と楽しそうにコミュニケーションをとる介護士さんを見て、憧れたことが介護福祉士を目指すきっかけです。コミュニケーション論では、そんなコミュニケーションをとるためのしっかりとした知識と深い理解が身につく授業です。授業では、対人援助技術を学ぶための基本的な原則「バイスティックの7原則」を中心に、発表や意見交換を通して理解を深めていきます。

要田 晴香

医療福祉学部 医療福祉学科 3年生

時に厳しく時に優しい担当の八木先生

八木先生は、介護福祉の分野だけでなく福祉全般の知識を先生自身の体験談を交えながら教えてくださるので、とても分かりやすく、楽しく学ぶことができます。笑顔が素敵で涙もろくて情に厚い先生ですが、実習前になると雰囲気がガラリと変わり、学生の雰囲気もどこか一変します。先生の厳しい表情やトーンの低くなった声を聞くのはやはり怖いですが、先生からのご指導はどれも現場で必ず必要なものであり、受講した学生は現場実習時に先生のご指導が大変役に立ちました。そんな時に厳しく時に優しい八木先生のご指導のもと、これから同じ夢を持つ仲間と共に夢実現に向けて頑張っていきたいと思います。

八木先生はいつも学生のことを気にかけてくださいます

「バイスティックの7原則」をとおして理解を深める

「バイスティックの7原則」とは、特に医療・福祉の現場で、対人援助をするときに必要と考えられている支援活動の原則です。例えば、どれだけ事例が似ていても相手を1人の人間として見て課題に向き合う「個別化」、相手の気持ちを否定せずに受け入れる「受容」といったように、この原則を理解して現場に臨めば、適切な対人援助が可能になります。まず何人かでグループを作って、それぞれのグループに1つの原則が課題として与えられます。その原則をグループ内で議論して理解を深めてから、他のグループの前で発表します。そこから質疑応答を受けて、最後に自分なりの理解を課題プリントにまとめます。これを全ての原則で行うことで、自分たちのグループに割り当てられた原則だけではなく、全ての原則の理解を深めることができます。先生の厳しい指導で課題プリントをクリアするのは困難ですが、そのおかげで自分の理解がより深まるのを感じています。

仲間と切磋琢磨しながら勉強に励みます

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