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第5回2013.02.21更新

社会福祉援助技術演習(エコスキャナー)

「エコスキャナー」で学ぶ

「エコスキャナー」とは、パソコンにあらかじめプログラムされた、100項目以上の自分の現状を問う設問に答えることで、自分の生活の満足度を視覚的にグラフとして表示するシステムで、福祉の現場で積極的に活用されています。授業では教科書に掲載された事例に基づき、相談者の現状をグループで話し合いながら、グラフに表していきます。例えばある事例では、夫との間に子供ができたけれど、暴言や暴力が酷くて悩んでいる女性が登場します。その女性がソーシャルワーカーに初回面接で相談する内容を、グループのメンバーがソーシャルワーカーの視点に立って考え、話し合っていきます。

百々 恵里奈

医療福祉学部 医療福祉学科 3年生

優しくて頼りがいのある担当の山口先生

山口先生は、教室中を歩き回って、授業を受けている学生にどんどん質問する、題して「3D授業」を駆使しているおもしろい先生です。それだけ幅広くみんなの意見を聞いてみたいという先生は、授業以外でも学生のいろんな話を聞いてくださる、とても頼りになる先生です。私たち学生のつたない話にもきちんと耳を傾けて、いつも助けてくださいます。話を聴いてくださる姿勢のおかげで、私たちも自分自身のことを整理しながらきちんと伝えることができます。授業で使用するプリントの冒頭には、必ず復習のために前回の内容を入れてくれる、きめ細かいご指導に、いつも助かっています。

たくさんの学生から慕われている山口先生

自分らしい生活を支援できる社会福祉士に

「エコスキャナー」は、自分自身はもちろんのこと、周りの人にも自分が何に困っているのか、何が不足しているのかなどを、視覚的に伝えることができる、相談援助業務にとても役立つシステムです。社会福祉士として利用者さんの問題を解決するためには、自分1人だけでなく、本人の家族や地域住民、行政など場合によってさまざまな人たちと協力しながら仕事を進めていく必要があります。「エコスキャナー」は、利用者さんの問題がどこにあり、解決のためには誰と協力する必要があるのかを考える手助けをしてくれます。私はこの授業で学んだ「エコスキャナー」の知識や技術を活用して、困っている人の生活を支援し、その人に合ったサービスを提供することで、自分らしい生活を送らせてあげられる、そんな社会福祉士を目指しています。

「エコスキャナー」を使いこなせるようがんばっています

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