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第1回2012.8.6更新

スクールソーシャルワーク演習
 

事実は、ひとつではない。とにかく学生が手と口を動かす科目です。

3年生の前期・後期どちらかで受講できる科目です。普通の講義とはぜんぜん違っていて、とにかく学生が積極的に手と口を動かします。まず、先生が、例えば保護者が経済的に不安定なため、児童が不登校になるなどいろいろな事例を提示します。その事例に対する印象などを、思いつくままに学生同士で意見交換します。いろんな意見が出ます。それがやり取りの中で繋がっていって、メンバー間で共有できる事実が数々生まれます。1回の授業で一つのケースを取り上げて、その次の授業までに個人で支援計画を練ります。まだ先生が赴任されて間もないので、どういった形式が効果的なのかを一緒に模索しながら演習を行うのも、この授業の魅力だと感じています。また、メンバー皆が印象を出し合うことで、事実は一つだけじゃなく複数想定されるんだ、ということを学べます。なので、実習に出たときも、事例に対して先入観を持たずに、柔軟な考え方を持ったまま臨むことができます。

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江角 友希

医療福祉学部 医療福祉学科 4年生

担当は、下西先生です。2011年4月に大学に来られました。とても厳格できっちりとした性格ですが、こんなエピソードもあります。新メンバー歓迎のための下西ゼミバーベキューを、20人くらいで集まって西条で今年初めて開催した際に、肉担当になった先生は、多くの種類の肉を買わずに、高級な肉を少量買ってくるというおちゃめな面もあります。そして下西ゼミで友達と夜遅くまで勉強していた際に、「チン!」という電子レンジの音が・・・。すると先生が僕らのために、チーズを和えたお餅を焼いてくれました!!そんなどこかお母さんのような先生でもあります。

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厳格。だけど、お母さんのような下西先生

私はもともと地元の子供会でボランティアをしていたこともあり、最初は小学校の教師になるのが目標でした。けれども次第に小学校と家庭の橋渡しをするスクールソーシャルワーカーの役割に興味を持つようになって、勉強しています。スクールソーシャルワーカーは、学校と家庭の橋渡しが重要な役割です。もしも将来自分が児童関連施設に勤めることになれば、学校と保護者との調整が必要不可欠です。そんな時に、きっとこの演習での学びが役に立つと考えています。

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演習の一コマ

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