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第4回2012.12.22更新

ふれあい体験 芋掘りプロジェクト

芋掘りプロジェクトって?

10月6日(日)に、児童養護施設の子どもたちと高校生とのふれあい体験『芋掘りプロジェクト』が行われました。

『芋掘りプロジェクト』の発端は、2013年度に本学の医療福祉学部に保育学専攻が設置されるにあたり、「保育士をめざす高校生たちに、子どもたちとのふれあいの機会をもってもらおう」というものでした。

光盛 友美 助教

医療福祉学部 医療福祉学科

芋掘りプロジェクトに向けての準備

芋掘りプロジェクト始動の4月:芋掘りの畑は、大学からほど近い黒瀬コスモス園さんの畑をお借りすることになりました。畑のはじめの様子は、草が生い茂り…。この畑の草を取り、3つの土手をつくり、なんとか畑らしく耕しました。

芋の苗植えの6月:芋の種類は鳴門金時に決定!6月上旬の炎天下の中、芋の苗100本を植えました。農家の方の指導の下、芋の葉は日が出る方角に向けて、30㎝間隔で植えます。その後、お水をたっぷりと…。芋を植えた日の前後は全く雨が降っていなかったので、土が水を吸ってくれません。みんなで励ましあい、水を運びました。

芋を植えたのを忘れかけていた7月:畑を見に行くと…草がものすごい勢いで生い茂っていました。気を抜くとダメですね。蟻が靴の中に侵入してくるのと格闘しながらの草抜きでした。

炎天下の中の芋の苗を植えました

芋掘りプロジェクト当日

当日は、児童養護施設の子どもたちと、広島県内の高校生たちが広島国際大学黒瀬キャンパスで合流!行きのバスの中では、自己紹介に花が咲きました。高校生たちは積極的に子どもたちに話しかけ、手をつなぎ、畑へ向かう姿は本当にほほえましかったです。

芋掘りの際は、高校生のお姉ちゃんたちが芋を探り、力持ちの子どもたちが掘る!といった共同作業で、芋の山ができました!もちろん、子どもたちにさつま芋のお土産をいっぱいもって帰ってもらいました。

 

「子どもが好き」という学生が、いざ子どもを前にすると「なんて話しかけたらいいですか」「どうしたらいいんですか」という戸惑いをうったえることがあります。実際にかかわったことがないのできっと漠然とした不安があるのだと思います。実は、難しいことではないのですが、経験があるのとないのでは違いますよね。以前研究で、子どもとかかわる前の学生の子育てイメージと、かかわった後の子育てイメージを調査したことがあります。子どもとかかわる前は、【子どもは大変だ】【不安な子育て】【孤独な子育て】などの否定的な内容が目立ちました。でも、子どもとかかわることで、【子育ては自分育て】である事に気づき、【子どもの特徴を再認識】し、【子育てへの憧れ】をもち、【子どもってすごい】と、学生が感じたことが読みとれました。

ぜひ、学生のみなさんに子どもを知り、子どもの素晴らしさを感じ、自分自身の成長につなげていってほしいです。

収穫したさつま芋の山!子どもたちが一生懸命運んでくれました

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