実習・施設紹介
人体の構造と機能実習室
基礎看護実習室
看護の対象となる人々の健康状態を把握するための観察、測定、アセスメントの基礎的技術を学びます。また、日常生活を援助する技術では、安全・安楽な技術の修得をめざし、ベッドメーキング、シーツ交換、体位変換、車椅子とストレッチャー、全身清拭、洗髪、手浴、食事介助、経管栄養、便・尿器交換、おむつ交換などの技術を、学生それぞれに患者体験および看護者体験をとおして学びます。診療の補助技術では、無菌操作、導尿、留置カテーテル、浣腸、注射、吸引、吸入、採血などを、演習体験用モデルを使った演習による学習をします。
また、科学的な根拠に基づいた技術の実践ができるよう、講義と演習を連動させながら学習します。
成人看護実習室
成人看護学各論の講義やグループ毎の看護過程・看護技術の演習を行います。ワンフロアで複合的な学習が同時に可能となっています。
例えば、心疾患・呼吸器疾患、脳神経疾患などの患者にどのような看護をするか、シミュレーターを使い、観察方法や検査データの読み方、臨床看護技術を習得します。集中治療室をイメージした実習室もあり、実際のベッド、モニタリングシステム、心音呼吸音聴診シミュレーターなども備えています。
このように、学内における臨床看護の学習を統合して、臨地実習で遭遇することが予測されるいろいろな看護技術をここで学び、深めていきます。
老年看護実習室
母性・小児看護実習室
この部屋は、母性看護学演習と小児看護学演習、臨床実習の準備に使っている部屋です。たくさんの本物そっくりに作られた新生児や妊婦、産後の女性のモデル、乳幼児モデルなどが揃っています。一人ひとりの学生さんがより実際に近い状況で学習ができるよう、種類だけでなく数多く準備されているところは本学の特徴でもあります。日常的に小児や周産期にある人々との接触が少なくなっている現代においては、非常に重要な機能を果たしています。
地域・精神看護実習室
公衆衛生看護学と精神看護学で使用する演習室です。公衆衛生看護学では実際の住居に近い部屋を再現し、在宅看護活動における日常生活援助(食事、排泄、清潔等)、医療処置(在宅酸素療法、カテーテル管理、褥瘡処置等)について学びます。また、精神看護学は患者さんやご家族とのコミュニケーションや関わりを通して、その人の心や気持ちといった"精神"にアプローチする領域です。患者さんや家族の心理をアセスメントするためのカンファレンスを行なったり、その人自身が自分の内的世界に気付くため、「箱庭」を用いることもあります。
LL教室
LL教室では、AV機能やマルチメディア機能をはじめとする多機能な演習装置を各種備えています。より効果的な双方向型学習システムによって、読む・聞く・話す・書くといった4技能別学習だけでなく、4技能の統合的学習も可能です。各座席には、ヘッドセットと音声再生機があるため、個人の学力に対応した音声学習もできます。また、二人がけの座席なので、ペアワークなどで楽しく活動的な授業が行えます。看護学科のある呉キャンパスにはLL教室は2部屋あり、授業では臨床で使える看護師のための英会話の授業などが行われます。
最終更新日:2014年8月5日