電子回路や計測器、ロボットなどを実際に製作することを通じて、ものづくりの楽しさや奥深さを体験します。また、製作に用いる工具や部品、材料、あるいは加工、組み立てに関する基本的な知識・技能を体験的に身につけます。さらに、作業安全に関する基本的な知識を学びます。ものづくり実習は1年次で履修しますが、2年次以降に履修する機械工学、電子工学、情報工学などを学ぶための動機づけや内容の理解に大いに役に立つことでしょう。

現在のインターネット社会は様々な要素技術によって支えられています。ネットワーキングI～IIIを通じて、ケーブルからソフトウェア技術まで、ネットワークを設計・構築するための基本的な技術を学びます。特に演習として、実際の現場で使用されている業務用ネットワーク機器を使い、ネットワークの接続と行った基本的なところから、効率よく大規模なネットワークを運用する応用技術まで幅広い内容となっています。この講義はシスコシステムズ認定資格CCNAに対応しており、資格取得のためのファーストステップになるでしょう。

機械システムやロボットなどを製作する「ものづくり」において、製図は最も重要な技術のひとつです。この演習では3次元CADソフト「SolidWorks」を使い、実際に操作することによりCADシステムの操作方法を学びます。さらに簡単な機械部品を題材に、立体認識を深めさせるための立体図のスケッチ描画、手書きによる図面作成、及びCADソフトによる作図演習を行い、機械装置を設計製作するために必要な製図技術の基本を習得します。