2015年06月30日

第1回サマーカレッジ2015を開催!

本学のオープンキャンパスと時を同じく、
6月14日(日)に、本学心理学部と東広島市との共催で
市民生涯学習講座(サマーカレッジ)を東広島キャンパスにて開講しました。

この市民講座は2008年度から毎年恒例でおこなわれており、
今回は東広島市をはじめとする広島県内に在住されている38名の参加がありました。

午前中は、心理科学部 コミュニケーション心理学科 平井智子 准教授による
「食生活からみるアメリカ文化」という講演があり、
アメリカの食文化について具体的な事例を挙げて説明し、
子供に選択の自由を認めた結果、カロリーの高いものだけを選ぶ問題が生じたこと、
大切なことは「Something I learnd in the kitchen is patience can lead to being full.」
(キッチンで学んだことといえば、がまんしたら満足できるということです。)
であることをお話しされました。
また、新鮮な四季の食材をたくさん使った広島の食文化はすばらしく、
世界に誇れることも教えていただきました。

平井智子 准教授による講義

午後からは、くらら指定管理者代表企業 (株)JTBコミュニケーションズ副局長 朝田賢次 氏による
「東広島芸術文化ホール(くらら)の開館に向けて」の講演、
オープンキャンパスと共催企画の模擬講義、
①実践臨床心理学専攻 岡野泰子 准教授 「こころの発達 ~気を付けたいポイントはどこ?~」
②医療技術学科 竹井豊 准教授 「覚えよう救急救命処置」
③リハビリテーション学科 徳森公彦 講師 「スポーツ選手のトレーニングから学ぶ高齢者の転倒予防」
学内施設見学(オープンキャンパスイベント)の3つに分かれて実施しました。

朝田氏の講義では、東広島芸術文化ホール(くらら)を地域の文化・芸術の発展のために役立て、
地域の方々から愛される「くらら」にしていきたいことをお話しされました。
愛称も市民から広く公募し、東広島の文化を意識して「酒蔵の街」や
「く・ら・ら~♪」や「癒しの気持ち(イタリア語のcura)」などを
イメージさせるものになったと教えていただきました。

朝田賢次 氏による講義

模擬講義・学内施設見学では、参加者それぞれが興味を惹くプログラムに参加し、どれもが大変好評でした。

参加者の皆様からは、「とても興味深かったです。」「日本の食生活の良さを再認識できた。」
「新しく知ったことがたくさんあり楽しかった。」「どれもおもしろかった。」
「くららの完成が楽しみです。」などたくさんの声をいただきました。

岡野泰子 准教授による講義

第2回のサマーカレッジ2015は7月19日(日)に開催致します。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。

次回のサマーカレッジ2015では、
『動物行動から考えるヒトの心』 心理学部・心理学科 菱村豊 准教授
『「死」を哲学する』 心理科学部・臨床心理学科 甲田純生 准教授
ほか模擬講義『こころと身体(からだ)』心理学部・心理学科 森本修充 教授
などを予定しております。

*第2回の詳細は下記URLにてご覧になれます。
http://www.hirokoku-u.ac.jp/information/2015/16884/16927.html

心理科学部 臨床心理学科 准教授 大西 厳