2015年09月15日

祝☆インカレ優勝!弓道部の平本衣里賀さん

8月14日に行われた「第46回全日本学生弓道遠的選手権大会(女子個人)」で、
弓道部の平本衣里賀さん(看護学科4年)が、見事優勝しました。
2001年創部の弓道部では初、広島県内の大学としても史上2人目の快挙です。
そんな平本さんにお話を聞いてきました!

弓道は、その名のとおり、弓矢で的を射る日本の武道です。
技術の向上には精神面の修練が不可欠で、
運動面においても年齢、性別、体格に左右されることがほとんどないため、
他の武道に比べて女性の愛好者が多いと言われています。
“静”と“動”が織りなす美しい所作、凛々しい袴姿などは、
女の子の“憧れの的”でもあります。

平本さんが出場した遠的競技は60m先にある直径1mの的を狙うというものです。
1次予選が2射1中、2次予選が2射2中、決勝が射詰(1射ずつ矢を放ち、的中させ続けた者が勝ち)
という内容で行われました。
平本さんは1次予選の1射目を外したものの、
1次予選の2射目から、2次予選、決勝と6射連続で的を射ぬき、
参加選手300人超の頂点に立ちました。

練習場で弓を引く平本さん

弓道では、「射法八節」という、矢を射る前の「足踏み」に始まり、
矢を放った後の「残心」までの基本動作があります。

「弓道はとても奥が深い。8つの動作の、どれ一つとして疎かにできないんです」
平本さんは、弓道の極意をこんな風に語ります。
この8つの動作には、それぞれ型が決められているにもかかわらず、
少しの違いで射技が変わり、射手の性格が表れると言います。
卒業後も、一生精進を続けるという弓道の精神を大切にしたいと思っているそうです。

平本さんは、希望していた県外の大学病院への内定が決まっています。
少しでも多くの人を助けたい、そのためには多くの症例に当たることができる大学病院がいいと、
進路を決断しました。
目指すは、救急救命の最前線で活躍できる認定看護師とのこと。
きっと平本さんなら弓道で身に付けた克己心や謙虚さで、
夢や目標をばっちり射ぬくんでしょうね。

平本さん、これからも頑張ってください。

広島国際大学 広報室