2016年03月24日

大好評だったひろしま地産地消推進事業
メンバーの学生が振り返る

医療栄養学部は2015年8月から、安全・安心な県内産農畜産物の普及に取り組む
ひろしま地産地消推進協議会の事業として採択されたレシピ開発や試食会を実施してきました。
メンバーは2年生の髙藤怜奈(たかふじれいな)さん、土肥美海子(どひみあこ)さん、
内田このみさん、黒岩愛(くろいわあい)さん。
4人に今回の事業を振り返ってもらいました。

トマト農家を訪問する4人

教員の呼び掛けに集まった4人は、
9月と2月にJAの紹介で呉地域のトマト・イチジク農家を訪問。
それらを使った料理を考えることになりました。
トマトのキャンディー包み、揚げないライスコロッケ、イチジクサラダ、イチジクロール・・・
次々とアイデアが浮かびましたが、いざ形にするとなると大変。
「試作した料理がイメージと違うこともありました」
と、トマトを使ったレアチーズケーキでの失敗談を話してくれたのは髙藤さん。
トマトの青臭さを除こうとレモンに浸けたところ、かえって強調されてしまったと言います。
試行錯誤の末、トマトを細かく刻んで煮詰めることで、青臭さを飛ばすことに成功しました。

生産者から栽培方法や特徴を勉強

苦労の末完成したレアチーズケーキ

苦労しながら開発したレシピは、11月に1回、2月に2回、
JAの産直市と大学の食堂で地域住民に提供しました。

「工夫されていて美味しかった」「レシピをもらえたので家で作ってみる」など、
多くの人から声を掛けていただいたことが「一番うれしかった」と、
試食会が大好評に終わり、笑顔を見せてくれた4人。
レシピは、産直市を訪れた人が家でも作れるように、
今後も店頭に置いていただけることになりました。

トマトをたっぷり使ったスープ

試食会ではレシピも配布

「この事業を始めてから、スーパーマーケットなどで買い物する時に
広島県産かどうかをチェックするようになった」
という内田さん。
今度は、JA産直市で売られている食材をその場でPRするレシピを考案するなど、
一歩進んだ地産地消の担い手になる、と4人は意気込んでいます。

広島国際大学 広報室