2016年06月28日

専門職連携教育 全学部・学科でスタート

6月14日、全学部・学科の1年生を対象に「専門職連携基礎演習Ⅰ」を実施しました。
この授業は本学が導入する専門職連携教育(IPE)の一つで、
これまで学科毎に実施してきましたが、今年度から初めて全学科混成で一斉に行いました。

同演習で学生は、他学科の学生同士でグループになり、
ディスカッションを通して健康・医療・福祉分野の専門職、多職種連携のあり方を理解します。

1回目となる今回は、オリエンテーションからスタート。
まずは本学監修のオリジナルテキスト『広国IPEってなあに?!』を読み、
専門職連携について分かったこと、分からなかったこと、
大切だと思ったことを付箋に書き出し、模造紙にグルーピングして整理。
「利用者や家族のニーズで、チーム編成を変える必要がある」
「それぞれが他の専門職を理解しておくことで、利用者に最適なサービスを提供できる」
など作業を通じて、専門職連携を学ぶ意義を理解していました。

続いて3人1組となり、課題設定された特定の専門職について調べた内容を、
模造紙に他の人にも分かるように具体的にまとめ、グループ内で発表。
専門職の役割はもちろん、主な職場や勤務体系、中には職業病など、
分かりやすく伝わるように工夫を凝らしていました。

グループで協力して作業

調べた専門職についての内容をグループ内でディスカッション

自分の考えを言葉で相手に正しく伝える、相手から聞いた内容を正しく理解して整理する、
といったチーム連携の基本を今回の演習を通して学んだ1年生たち。
専門職や多職種連携のあり方への理解はもちろんのこと、
チームで協働するとはどういうことか、
実践を通して専門職業人への1歩を踏み出しました。

広報室