2012年03月05日

広島国際大学 学生支援推進事業 公開シンポジウムを開催しました!!

文部科学省は平成21年度より、大学教育の質保証の強化に資することを目的に、
「大学教育・学生支援推進事業」を実施しています。
本学で取り組んできた「学生・教職員協働による学生支援と就職支援の接続」は、
同事業の採択を受けており、同事業としては今年度で最後となります。
2012年2月19日(日)13:00から本学の広島キャンパス700教室にて、
同事業の集大成として公開シンポジウムを開催しました。
当日は学生や教職員のみならず、学外からも多くの皆様にご参加いただきました。
最初に先行事例として、筑波大学様で取り組まれている、
「つくばアクションプロジェクト(T-ACT)」の概要と成果について、
杉江 征先生(筑波大学 人間系 准教授)、樫村 正美先生(同助教)をお招きし、
ご講演いただきました。
T-ACTとは、何かを実現してみたいと考える学生がプランナーとなり、
それを教職員パートナーや協力する学生(オーガナイザー)、
学生参加者(パーティシパント)が実現するために一緒になって取り組んでいくというシステムで、
T-ACTを利用した学生は、各ステージごとに様々な能力を身につけ、成長していくといいます。
この取組を通じて、筑波大学様は学生の居場所作り、
学生自らの成長による自信醸成に高い効果を得ているのみならず、
教職員が一体となって取り組むことによる「学生支援の視点の共有化」、
「大学文化の形成」も着実に成し遂げており、
まさに本学のロールモデルともいえる素晴らしいお話でした。
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↑杉江 征先生
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↑樫村 正美先生
引き続いて、本学で取り組んできた事業の概要説明と事例紹介がありました。
本学の学生支援推進事業は、
学生支援の課題とその先にある就職支援の課題を解決する手立てとして始まったもので、
「学生の居場所作り」を主な目的とした「金曜ゆめ倶楽部」、
資格取得による自己肯定感の涵養を目指す「資格取得支援講座」、
プロ意識を芽生えさせる「学生司会」、
そして学生の主体的な活動を強力にバックアップする「クローバープログラム」といった、
4つの事業から構成されています。
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事例紹介では、様々な支援を行ってきた教職員の隣で、
実際の取組内容を学生本人が自らの言葉で一生懸命語っていました。
その姿こそが、学生・教職員協働の象徴といえるもので、
取組を通じて到達した成果だと感じられました。
事例紹介②.jpg
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そして何より、司会や発表をしてくれた学生の声や表情には、
これまで積み重ねてきた経験が自信となって表れていました。
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最後に緊張の中、司会や発表者、受付として当日大活躍してくれた学生1人1人から、
大役を無事に務め終えてのコメントをもらっていますので紹介します。
岩野 勇馬さん(臨床心理学科3年生 司会)
「すごい学生がたくさんいるのだなあと思いました。
僕もすごく楽しく、これからも人生をエンジョイしていきます。」
上利 悠貴さん(コミュニケーション学科3年生 司会)
「たくさんの方が来られている会場での司会は久しぶりだったので、
少し固くなってしまいましたが、無事に終わったので本当によかったです。」
郷原 肇さん(情報通信学科3年生 事例紹介)
「発表することで、3年間の集大成を披露できて感無量の想いです。
今後は自分のノウハウを継承していきたいです。」
上田 佳奈さん(住環境デザイン学科1年生 事例紹介)
「とりあえず一段落ですが、3月11日の七福祭まで倒れないように頑張ります(笑)」
吉岡 佑樹さん(建築学科4年生 事例紹介)
「普段苦手な振り返り作業でしたが、何とか無事に終わり安心しています。」
松田 佳奈さん(住環境デザイン学科4年生 事例紹介)
「大学4年間を今ふり返って、この企画から本当に成長できたなと思います。」
佐川 誠昭さん(薬学科1年生 受付)
「受付とタイムキーパーをやらせていただきました。緊張の連続でしたが、達成感があります。
次回もやらせていただきたいと思います。」
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広島国際大学 企画課