2017年05月22日
ダンス・ダンス・ダンス
~呉ダンス部 部長・副部長が振り返る新歓
入学宣誓式から呉みなと祭まで、たくさんのイベントに出演し、呉ダンス部は大活躍でした。
部長の沖原香純さん、副部長の稲原彩水さん、山城陽香さんに4月の活動を振り返ってもらいました。
【4月のイベントは合わせて7つ】
―― 4月の呉ダンス部は大活躍でしたね。いくつイベントにご出演されましたか。
(沖原さん、イベントを指折り数える)
沖原:呉みなと祭まで合わせて7つです。
―― 何と何がありますか。
沖原:入学宣誓式(3日)、スタートダッシュ(5日)、入寮式(6日)、薬学科新歓オリエンテーション(8日)、呉ダンス部の新歓(17日)、東広島キャンパスのダンス部の新歓(21日)、呉みなと祭(29日)です。
―― おお、すごいですね。毎回工夫しながら少しずつ演目を変えていました。いくつかのユニット(ダンスチーム)を1曲ずつ組み合わせたりして、練習が大変だったでしょう。
稲原:オープニングの『恋ダンス』を本番直前に始めて必死にやりました。
―― 実は、練習時間が短かったのでしょうか。
沖原:部活中にちょっと時間をとって、あとは『恋ダンス』の人は『恋ダンス』で集まって、『Happy』の人は『Happy』で集まって、最後ちょっと1回合わせて本番です。
(一同笑う)
―― すごい。それであの完成度ですか。日頃の練習があるから、すぐに息が合うんですね。
【久しぶりに先輩方に会える場所】
―― では、それぞれのイベントについて伺います。入学宣誓式のダンスはどんな印象でしたか。
沖原:リハーサルで雪が降りました。
(一同笑い)
稲原:そっちなん?
沖原:3月なのに…….
稲原:確かに。
―― 山城さんはいかがでしょうか。
山城:入学宣誓式は呉ダンス部を見せる一番最初の場です。新入生にたくさん入部して欲しいから、「かますぞ」みたいな感じで臨みました。すごくいいステージと照明でした。いい環境の中で踊らせてもらって楽しかったです。用意した(新入生勧誘の)ビラも全部なくなったので、手応えを感じました。
―― 新入生も嬉しかったでしょうね。スタートダッシュはどんな印象でしたか。
山城:例年よりも人が多く感じました。教室が満員で、その中で踊らせてもらって、思っていたより緊張しました。フフフ。
―― 入寮式はいかがでしたか。
沖原:去年も入寮式に出させてもらったのですが、今年は踊った後の立食のときに、結構1年生に話しかけに行きました。1年生もいろいろと話してくれて、コミュニケーションがとれたかな、と思います。
―― 新入生とはどんな話をするんですか。
稲原:どこ出身なん?
沖原:学部はどこ?
―― アハハ。それはそうですよね。では、呉の新歓はいかがでしたか。
稲原:やっぱり自分達のホームタウンですね。先輩方も来てくださって、「久しぶりに先輩方に会える場所」になっています。
山城:呉の新歓は、他のイベントとは一個気持ちが違っています。新歓に向けて、3月、4月は頑張ってきましたから。
―― そうですね。春休みは毎日練習でしたか。
(一同沈黙)
―― 毎日ではない?
稲原:その日にぶわっと練習する感じです。
―― ぶわっと?
沖原:部活ある日に(ユニットごとの練習を)部活の前後に入れ込んで、一日ダンスみたいな感じです。実家生とかは、何もない日に大学に来るのはしんどいので。
―― なるほど。ダンスの日は各ユニットの練習が続くんですね。
沖原:2年生が練習して、3年生が練習して、みたいな感じです。
稲原:誰かしらいるよね。
山城:うん。
―― 練習が終わった人が次のユニットを見学したり、応援したりするんですね。
沖原:いや…….
―― あれっ、違うんですか?
山城:部室で寝たり…….
沖原:食べたり…….
(一同笑い)
【日頃の基礎トレーニング】
―― 新歓の最後の「naughty(※)」を一番前で拝見したのですが、息遣いとか、足音とか聞こえて、迫力満点でした。
一同:ありがとうございます。
―― 踊ってて、息が切れたりしないんですか?
沖原:フフフ。自分は1曲目の2回目のサビくらいから、しんどいって思ってました(笑)
(一同笑い)
―― アハハ。日頃から基礎体力をつけるトレーニングがあるんですか。
山城:練習のときに3回連続で踊ったりしています。1回目は自分の実力の80%、2回目は100%、3回目は120%って。
―― すごい。実践的ですね。本番は120%ですよね。ところで、東広島キャンパスの様子はどんな印象でしたか。
沖原:向こうでもこっちの呉キャンパスが踊るときにシーンとならずに、盛り上げてくれたのが嬉しかったです。
―― 東広島キャンパスのダンス部と4月に3回共演されました。共演で気づくところがありますか。
沖原:黒瀬とジャンルが違ったりします。こっちは結構ヒップホップしている子が多いのですが、黒瀬はガールズっぽい子が多いです。ああいうジャンルがあるんだと気づけるし、あっちのキャンパスの下の子が頑張っているのも刺激になります。
稲原:同じ学年の子とかどんな感じなんだろう、って興味がありますし、刺激がもらえます。1年生のときから、学祭とかでお会いしているので、すごいうまくなっているなとか、普通に思います。自分も頑張らんとな、と思います。
―― 山城さんはいかがですか。
山城:私も刺激がもらえて、こちらからも多分刺激を与えられています。高めあっていけてるのかな、と思っています。交流の場は大事ですね。
【リーダーとしての呉ダンス部】
―― 「まあぶる(※)」のみなさんがいなくなって、幹部学年のみんながよりしっかりされました。沖原さん、部長になって気がつかれたことありますか?
沖原:それぞれが進んで動いてくれるときはすごくありがたいけど、動きすぎてまとまらず、難しいな、というときもありつつ…….フフフ。
―― 呉ダンス部は部員それぞれの意識が高いですよね。山城さんは副部長としていかがですか。
山城:部活を運営するときにちゃんと部活しなきゃという気持ちが強くて、楽しむということを忘れがちです。ただ一方的に、業務的に部活やったりして、あとで振り返ったときに、「今日の部活、みんな楽しかったかな」と思うことがありました。
―― 優しい大切な視点ですね。今、2年生の「adatto(※)」がはじけていますよね。幹部のみんなが、いい環境を作れているからだと思いますよ。「adatto」跳ねてますよね。
一同:跳ねてる(笑)
稲原:今「adatto」の話が出ましたが、私達は一個上がいなくって、二個上の「まあぶる」に教えてもらったことが多いです。だから、一個下の学年が入ってきたときに一個上の「NATURE(※)」が教えてあげられることは何かな、と考えていた気がします。
副部長は、部長よりは下の子らに近い場所にいるのかな、と思っています。近くですぐ話せたり聞けたりする中間役みたいな立場です。そこはラフに話すことも多いかな、と思います。
―― なるほど。いろんなところで、うまくバランスが取れていますね。
【ダンスとは何ですか】
―― 最後にみなさんに伺います。あなたにとって、ダンスとは何ですか。
(しばし沈黙)
―― 「しばし沈黙」って書きますね(笑)
(一同笑い)
―― では、山城さん。
山城:最初は趣味で何も考えてなかったんですけど、ここのダンス部に入って、ダンスはもちろんですけど、いろんな面で自分が成長できたな、と思います。これからもたくさん学んでいきたいし、楽しい思い出を作りたいです。
―― 稲原さん。
稲原:最初はダンスが好きでダンス部に入ったんですけど、今は、ダンス部があるからダンスを続けてこれている感じがあります。ダンス部の環境のありがたさだったり、上の先輩方が引き継ぎ引き継ぎやってきて、それが続いているのもすごいことだと思います。
ダンス部の存在が自分の学生生活の中でも大きいです。「NATURE」もだし、後輩や先輩達も、夏休みとか春休みとか本当にずっと一緒にいるし、休みでなくても週に2回会うし、違う学年でも信頼しあえる人達に出会えたことはダンス部があったからだと思います。
―― 沖原さん。
沖原:自分は中学校からダンスをしていて、高校もダンス部に入っていました。自分が踊ることにしか興味がなくて、周りがどんな踊りをしているかをあまり見ていなかったんで、自分が楽しく踊れたらいいみたいな感じでした。
大学に入って、ダンス部に入って、他の学部の子とか、個性がバラバラな先輩方とも出会えて、考え方も一人ひとりいろいろ違って、視野が広くなりました。今は、幹部というのもあるけど、他の同じ学年の子とか、後輩とかがいるからダンス部を辞めたくないと思います。
1年生の冬くらいにダンス部じゃなくても、ダンスができればいいか、と考えた時期もありました。でも、やっぱりダンス部で「NATURE」とかと一緒に踊るのは楽しさが全然違います。いい仲間に出会えたな、と思います。
―― ありがとうございました。クラブって仲間ですよね。
※呉ダンス部には学年ごとのユニットとジャンルごとのユニットがあります。
3年生(15年度生)が「NATURE」、2年生(16年度生)が「adatto」、部員全体が「naughty」、卒業生(13年度生)が「まあぶる」です。
【記事作成】
沖原香純(薬学部3年)
稲原彩水(医療栄養学部3年)
山城陽香(薬学部3年)
【撮影】
森下雅之(薬学部4年)
【構成】
藤友邦治(学生課担当課長)
西来路文朗(看護学部教授)