2017年06月26日

サマーカレッジ2017(第1回目)と第1回心理学部卒業後教育講座を開催いたしました!

本学東広島キャンパスのオープンキャンパスと時を同じくして、6月18日(日)に、広島国際大学心理学部と東広島市との共催で市民生涯学習講座サマーカレッジ2017を開講いたしました。

この市民講座は2007年度から毎年恒例でおこなわれており、おかげさまで今年で10周年になります。
今回は東広島市をはじめとする広島県内に在住されている65名の参加がありました。

午前中は、心理科学部 臨床心理学科 糸川裕子 助教の 『暮らしを楽しく豊かにする数学のはなし』、

午後からは、心理学部 心理学科 田中秀樹 教授の 『睡眠は脳と心の栄養 ~生活リズム健康法~』、
(第1回心理学部卒業後教育講座も兼ねて開講)

そしてオープンキャンパスと共催企画の模擬講義、
心理学部 心理学科 森本修充 教授の 『思春期の心の成長と母親の存在 ~童話における魔女と山姥への救いとは~』

または、学内施設見学(オープンキャンパスイベント)をおこないました。

午前中の糸川裕子先生の講義では、私たちの生活の身近なところで、数学が使われているお話をしていただきました。講義の途中では参加者の皆さん全員が、A4サイズのコピー用紙を使って「魚」を折るおりがみに挑戦し、数学的な思考の実践を楽しみました。

糸川裕子 助教による講義

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後からの講座、田中秀樹先生の「睡眠は脳と心の栄養 ~生活リズム健康法~」は、第1回の卒業後教育講座として、広国大の卒業生の方々にもご参加いただきました。睡眠や笑うことによる健康法について解説し、後半は実践編として、サマーカレッジの参加者、卒業生の皆様、学生スタッフがまざって「心と脳が健康になるグループワーク」を楽しみました。世代を超えてコミュニケーションし共感することで会場からはたくさんの笑顔があふれました。

田中秀樹 教授による講義

田中秀樹 教授によるグループワーク

 

また、森本修充先生の模擬講義では童話の中にでてくる「山姥」を題材にとりあげ、本当の「山姥」は人を助けたりする優しい心の持ち主なのに、精神や心身のストレスから鬼のように振る舞ってしまう。人の心は「邪正一如」(良い心も悪い心も持ち合わせている。)であり、まわりの人達の理解やサポートによって大きく影響されることや、愛深きゆえに「邪」が表面に出てしまうことなどを具体的事例を交えてお話いただきました。

森本修充 教授による講義

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参加者の皆様からは、「自分に合った睡眠のとり方が勉強できてよかったです。今日から始めます。」「睡眠は脳と心の栄養のグループ学習が楽しかった。」「数学の話は私の仕事にもつながっていてとてもおもしろかった。」「頭を使った折り紙は新鮮でした。」「3つの講義すべてがとても楽しかったです。」「これからもいろんな講座にチャレンジしようと思います。」
などたくさんの声をいただきました。ありがとうございました。

第2回のサマーカレッジ2017は7月29日(土)に開催致します。次回もどうぞよろしくお願いいたします。

次回のサマーカレッジ2017では、
『再び参上、いつもニコニコまめ(元気)でがんす! ~めざそう!地域の笑顔の演出家~』 ひなたぼっこ(東広島生涯学習ボランティアグループ)奥村早苗ほか
『高齢期のうつ ~注意点とその予防~』 心理学部 心理学科 羽山順子 講師
模擬講義または学内施設およびイベント見学などを予定しております。

*第2回の詳細は下記URLにてご覧になれます。
http://www.hirokoku-u.ac.jp/information/2017/22962/23000.html

心理科学部 臨床心理学科 准教授 大西 厳