2017年08月07日

サマーカレッジ2017(第2回目)を開催いたしました!

本学東広島キャンパスのオープンキャンパスと時を同じくして、7月29日(土)に、広島国際大学心理学部と東広島市との共催で市民生涯学習講座サマーカレッジ2017を開講いたしました。

この市民講座は2007年度から毎年恒例でおこなわれており、おかげさまで今年で10周年になります。
今回は東広島市をはじめとする広島県内に在住されている63名の参加がありました。

午前中は、ひなたぼっこ(東広島生涯学習ボランティアグループ)の奥村早苗さんたちによる、『再び参上、いつもニコニコ まめ(元気)でがんす♪ ~めざそう! 地域の笑顔の演出家~』

午後からは、心理学部 心理学科 羽山順子 講師の『高齢期のうつ ~注意点とその予防~』、

そしてオープンキャンパスと共催企画の模擬講義、実践臨床心理学専攻 毛利真弓 助教の『非行と犯罪の心理学』

または、学内施設見学(オープンキャンパスイベント)をおこないました。

午前中の、ひなたぼっこさんたちによる体験型講義では、誰もがすぐにできる手遊びや座ったままでできる笑いヨガ、腹話術や手品など、いろんなレクリエーションを参加者たちと楽しみながら、紹介していただきました。明日からの、地域活動や皆様の健康維持にとっても役に立ちそうです。

ひなたぼっこ(奥村早苗さんたち)による講義

午後からの講座、羽山順子先生の「高齢期のうつ ~注意点とその予防~」は、クイズをしながら、うつについての基礎知識や症状、早期発見のコツなどをわかりやすく解説されました。何か変だなと思った時は、精神科や神経内科以外にもものわすれ外来を受診する方法があることや、日常のコミュニケーションや運動、睡眠、栄養バランスのとれた食事が大切であることを学びました。

羽山順子 講師による講義

また毛利真弓先生の模擬講義「非行と犯罪の心理学」では、ギリシャ神話のエコー、ナルキッソスのお話を題材にして、日常に潜む見えない暴力について解説されました。「こころや体を守る境界線」の侵害を減らし、非行と犯罪を生まれにくい社会にしていくために、私たちができることを教えていただきました。

毛利真弓 助教による講義

 

参加者の皆様からは、
「高齢期のうつは大変勉強になりました。」「身近にうつの原因があることがわかった。」「『いつもニコニコ』は楽しく参加できてよかった。」「暴力についての認識ができた。」「関心のある話が聞けてよかった。」「はじめてサマーカッレジに参加しましたが、どのメニューも楽しく学ぶことができました。」
などたくさんの声をいただきました。ありがとうございました。

また、準備や受付をしていただいた学生たちにも、
「学生の親切で丁寧な対応がすばらしい。」「元気をわけていただき、ありがとうございました。」
などの声をお寄せいただきました。こちらこそ、ありがとうございました。

広島国際大学心理学部では、来年も引き続き、
サマーカレッジ2018を開講させていただく予定ですので、
ぜひご参加いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

心理科学部 臨床心理学科 准教授 大西 厳