2019年06月06日

来場者と一緒に健康を考える1日。「豊かなくらし 心と体の健康を考えるシンポジウム」開催~元広島東洋カープ・新井貴浩氏講演も~

6月1日、東広島キャンパスで「豊かなくらし 心と体の健康を考えるシンポジウム」を開催しました。2020年4月に健康スポーツ学部(設置認可申請中)と健康科学部(設置届出中)の開設を予定しており、健康に関する教育・研究・地域貢献にますます注力していく本学で、「心と体の健康」についてさまざまな視点から考える機会となり、来場したおよそ2,000人の皆さんに健康づくめの1日を楽しんでいただきました。

シンポジウム冒頭で挨拶する焼廣益秀学長

第1部のパネルディスカッションでは「しあわせと健康について考える」をテーマに、健康スポーツ学部および健康科学部就任予定の教員5人がそれぞれ専門的な視点から講演。経営学、福祉学、スポーツ学、栄養学、心理学の各分野からアプローチする健康の話は多彩なものとなりました。
大ファンだからとカープ帽を被って登壇した尾形聡教授(現医療栄養学科)は、海外の子どもたちやアスリートなどへの栄養指導を学生と一緒に取り組んでいることを紹介。
「しあわせで健康な生活を送るためには、栄養バランスの取れた食生活で健康な体を作ることが大切」
と、栄養と健康が密接に関係していることを説明しました。
また同じくカープのユニフォーム姿で現れた西村太志准教授(現心理学科)は、人々のカープを愛する気持ちが人と人との間に繋がりを生み、こころの健康に寄与していることを、心理学の理論の基づき力説。 パネリストが時折見せるカープ愛に会場からは笑いや共感の声が上がり、来場者は身近な話題から健康について考えることができました。

海外での取り組みについて説明する尾形教授

第2部のトークショーではゲストに新井貴浩氏(野球解説者・元広島東洋カープ選手)を招き、大いに盛り上がりました。これまで同選手の担当として取材を重ねてきた山本修氏(中国新聞社編集局運動部記者)を聞き手に、新井氏が本音でトーク。自身の名前「あ・ら・い・た・か・ひ・ろ」の一文字ずつに、「あ=朝ごはん」「ら=ラッキー」「い=一丸」・・・とテーマを変えて話しました。また、カープ時代の元同僚との知られざるエピソードや復帰時の裏話など、ファンにとっても貴重な話が次々と飛び出し、新井氏の温かい人柄と相まって、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

カープ時代のエピソードを交えてトークする新井氏
喝采に包まれる会場

また、同時開催で、無料の健康測定や健康相談に本学学生・教員が応じる体験ブース「ミニ健康フェア」を実施。動脈硬化のリスクをチェックする頸動脈エコー検査や骨密度、筋肉量などの測定、聞こえのトレーニングなどを行うことができ、多くの方がブースを訪れました。

聞こえたのが何の音か映像を見て答え合わせ(聞こえのチェック)
学生による快眠アドバイスも

本学はこれからも健康を皆さんと一緒に考え、見つめ直す機会を提供します。

広報室