2019年03月26日

明るく元気に『終活』を考える「RCC終活博覧会」にブースを出展

3月9日、10日、広島県立広島産業会館(広島市南区)で、シニア世代を対象としたイベント「RCC終活博覧会」が開催され、本学がブース出展しました。充実した体験・相談ブースのほか、人気ラジオ番組の公開生放送、専門家によるセミナーなど多彩なプログラムに、2日間で6,000人以上が詰め掛け、本学ブースにも約250人の来談がありました。

ブースでは、加齢とともに衰えがちな運動機能や認知機能を、さまざまな角度から確かめることができる体験コーナーを展開。
言語聴覚療法学専攻の教員と学生は、舌圧測定器を用いた舌の運動機能の測定を実施。チューブ状の舌圧プロープを口でくわえ、舌で押しつぶすことで簡単に力を測定できるもので、年代別の平均値と比較して、食べ物などの飲み込みに重要な舌の力を確かめてもらいました。ほかにも質問に対する「はい」「いいえ」で簡単に聞こえの現状を確認したり、「あ」で始まる単語を制限時間内に挙げて言語機能を測ったり、飲み込み・聞こえ・言葉の現状を気軽にチェックしてもらいました。
リハビリテーション支援学科の教員と学生は、もぐらたたきゲームのように次々と点灯するランプを押し、得点の多さを競うゲーム「いきいきポン」を実施。このゲームは研究室で開発したもので、認知機能維持に効果があると高齢者施設などでも活用してきました。難易度やスピードを変更できるとあって、来談者は徐々にレベルを上げながら挑戦していました。

『終活』という言葉は、人生の終わりに向けた身辺の整理というだけでなく、健康寿命を延ばす活動としても捉えられてきています。健康・医療・福祉分野の総合大学として、地域の皆さんの相談などに無料で応じる「しあわせ健康センター」を設置する本学は、『終活』もキーワードに取り組みを続けていきます。

広報室