2018年12月05日

看護学科の4年生が豪雨災害を想定した大規模訓練に参加

11月17日、中国労災病院(呉市)が7月に発生した西日本豪雨を受けて、断水や幹線道路の不通を想定し開催した災害訓練に、本学看護学科の4年生14人が患者役として参加しました。医師や看護師など病院の職員をはじめ、市消防局の職員など約140人が参加する大規模なものとなりました。

一口に患者と言っても症状はさまざまで、あらかじめ設定された患者情報には、症状に加え脈拍数や血圧のほか、「痰及び咳で苦しむ、輸血しないと苦しむ」「頸部強打、意識混濁」など細かい状況が記載されていました。リアリティな演技が求められるため、学生らは事前学習を徹底。学科で学んできた知識を生かして理解を深め、本番に臨みました。
現場でまず初めに行われるのは、患者の重症度に合わせて治療の優先順位を決めるトリアージです。優先度を鑑みて患者を搬送し処置するのは重要なことですが、いざ患者の立場に立ってみると、他の人より自分を先に診てほしいと感じた、と参加した迫田みなみさんが振り返ります。
「寒いんだけど、早く診てくれない?」「このまま顔に傷が残ったらどうするの?」
患者の気持ちに成り代わって演技をする学生らに対処するため、医師や看護師らは慌ただしく動き回り、処置を行っていました。必要なのは患者の処置だけではありません。ベッドの確保など受け入れ態勢の整備や断水への対応、収集した情報のタイムリーな記録など、多岐に渡る役割を細分化して多数の職員が分担していました。

患者の症状に合わせて医師や看護師が迅速に処置

本番さながら病院に搬送される患者役の学生

同じく訓練に参加した草野帆々美さんは、
「災害時に拠点病院がどう機能するのかなどの仕組みや各専門職のチームワークのあり方を学ぶことができました。実際を想定した訓練は大切ですね」
と実感していました。

訓練への参加は看護師を目指す学生らにとって、有意義な学びとなりました。

症状に応じた特殊メイクで訓練に臨んだ学生ら

広報室