2013年04月25日

リハビリテーション支援学科新入生が「バリアフリー2013」を見学してきました!

リハビリテーション工学専攻、義肢装具学専攻の合同の新入生オリエンテーションとして、
4月18日~20日にインテックス大阪で開催された展示会
バリアフリー2013(第19回高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展)」を見学しました。

この展示会は、医療・健康/福祉・介護・リハビリ用機器・用具などを製作する、
国内外の企業や研究機関をはじめ、高齢者・障がい者支援に関係する行政機関や団体が出展する、
西日本最大規模の展示会です。

4月19日(金)朝9:00に東広島キャンパスから大学の大型バスで出発、
高速道路経由でお昼過ぎに「バリアフリー2013」会場に到着。
チュートリアル(※)のクラスに分かれて、全部で4つの展示館で行われている展示や体験イベントを見て回りました。
※チュートリアル:全新入生が受講する、大学での学びを深めるための少人数クラスによる演習科目。
学科の先生方が担当します。


↑ 体験できる福祉用具の展示を次々と試してみました。


↑ 展示ブース担当者に説明を聞いています。

高機能の電動車いす、下り坂で転ばないよう自動的にブレーキのかかる歩行器、
ベッドに寝たきりでも入浴できる装置など、
障がいのある人たちのために作られたものを初めて見て、説明を聞いて、自分で触れてみました。
身体の不自由な人が電動車いすで次々と訪れて、
ブースで積極的に説明を聞いたり体験していたりしたのにもびっくり、でした。
見た目もおいしく飲み込みやすい介護食や、介助犬や盲導犬に会いにいった学生もいました。

終了とともに宿泊先の常翔学園研修センターに移動、荷物を置いてひと休みのあと、
研修室に集合して食事、続いて早押しクイズ大会!
大学生活や先生方の研究などにちょっと詳しくなれる問題に「ピンポーン!」を一生懸命叩く!
「あ、聞いたことある!」「3番!」まだ1番しか言ってないよ?!…
「僕も押したのに〜」司会の山田先生が「じゃ、ここはジャンケンね。」「え〜っ」「よし、まかせろっ!」…
簡単なクイズなのに、盛り上がってしまいました。
出題のスライドは、新入生を待ちわびていた坊岡ゼミの4年生の力作でした。

その後の自由時間は、学生や先生とおしゃべりしたり、近所で買い物をしたり、でした。


↑ まずは自己紹介、それからは真剣勝負です(?!)

翌朝、再びバリアフリー展へ。
前日に回り切れなかった展示や、レポートを書くために詳しく聞いておきたい展示などを見て回りました。
お昼に会場を出発し、夕方17:00過ぎに大学に戻って来ました。
到着時に雨に見舞われましたが、幸い、他には何のトラブルもなく、
無事に終了することができました。

【参加した学生の感想】
「車いすのまま入浴ができる装置や、片手で調理できるための包丁に感心した。」
「介護に関する、知らないものをたくさん見ることができた。」
「展示会が初めてだったのでよかった。」
「ひとのために役立つようになってみたい。」
「これから、こういうモノ作りをしていくんだな、と思った。」
「ゲームが楽しかった。」
「仲良くなった。」… 帰りのバスで疲れたかな、と心配でしたが、
ここに書ききれないほどたくさん話してくれました。

つい、ひと月前まで「生徒」だった彼らが、
ちょっと頼もしい「学生」の顔になってきたように思います。

リハビリテーション支援学科 教授 石原恵子