2013年05月30日

教員・学生によるプロジェクト、イクメンをテーマにした講演会で紹介

梅田先生は「男は仕事、女は家庭」など社会の既存の文化、
価値観に触れる前の大学生に男女のパートナーシップがいかに大切かを伝えることが重要だと考え、
イクメンプロジェクトを立ち上げました。
このたびイクメンを題材にした日本小児学会学術集会『みんなで育てよう子供の未来~世界平和はイクメンから~』で、
参加した梅田先生がプロジェクトの内容を中心に紹介しました。

 
↑ 梅田先生講演の模様


↑ パネルディスカッションにも参加しました

先生は学生たちに、子育てパパを知ろう!子育てする僕らをイメージしよう!女子も男子の力を信じよう!
という思いが必要だと感じて、イクメンの家庭を訪問したりイクメンに講義していただいたりしているそうです。

最近の学生は個人主義で縦のつながりも薄く、昔ほど「みんなで取り組む」ことが少ないといいます。
それは社会全体にも言えることで、今の社会は子育てしづらい環境にある。
子育てが地域全体の課題であると捉えることが重要で、まずはパパが頑張り、
次に自分の両親、そして地域の方々に協力してもらう必要がある、という話をされていました。

イクメンプロジェクトに参加している井手上さんにお話を伺いました。
「イクメンの魅力は今まで仕事ばかりの中に子供と関われて、育児に関わって成長できるところ。
今回のパネルディスカッションで一番印象に残ったことは、
育児に関する情報収集をネットに頼っているところ!」
この話を聞いて「たしかにそのとおりだな」と納得することばかりでした。
またご自身も年代の違う方とのつながりも薄いことを感じたので、
もっと関わりを持ちたいとお話いただきました。


↑ 講演会に参加されたプロジェクトメンバーの皆さん

またこのプロジェクトを通じて、参加する学生に何を期待するか、先生に質問したところ、
「『ひろしま未来の育MENプロジェクト』で学ぶことで男女共同参画、
ワークライフ・バランス、男女のパートナーシップをきっと理解できるでしょう!
これらの考え方を学んだ皆さんは、少子化社会を救う一人に必ずなってくれると期待しています。」
と、温かくも力強いメッセージをいただきました。

この取り組みがやがて輪となって広がり、
社会全体が子育てを後押ししてくれるようなときが、
いつか来ればいいな、と感じました。

学生広報スタッフ 田原さゆり(臨床工学科 3年生)