2013年10月02日

医療福祉学部の地域に根付く社会活動~「リフレッシュサロン in 庄原」~

去る9月14日(土)、医療福祉学部の3専攻の教員7名と学生11名が、
広島県東部に位置する庄原市西城町のさとやま交流館で「リフレッシュサロン in 庄原」を開催しました。

庄原市は冬寒く、夏過ごしやすい地域ですが、少子高齢化が進んでいるため、
人と人とのつながりが希薄になりがちな地域でもあるのです。

山間部が多いため介護を必要とする高齢者の方も施設に入所されることが多く、
また、家族形態の変化と共に女性の社会進出が進んでいますので、
保育所に預けて働きに出られるご家庭も多い地域でもあります。

そこで、まずは育児を通じてストレスを抱えている保護者の、
また、様々な思いを抱えていながら上手く言語化できずにストレスを抱えている子どもたちや、
高齢者や要介護高齢者ならびに家族介護者の日常生活上の心理・身体的なストレスの発散を目的として、
さまざまなプログラムを行う企画をしました。

プログラムの内容は
・ヒロコクのお姉ちゃんたちと遊ぼう(小麦粉粘土やストローを使った作品制作)
・石窯で焼く本場ピザつくり
・アロマオイルを使ったハンドマッサージ
・影絵の上映
といったもので、ハンドマッサージについては交流館近くの特別養護老人ホームにも出向いて行いました。
いずれのプログラムも来場者や施設入所者の方たちに非常に好評でした。

普段、オープンキャンパスなのでハンドマッサージをするときには健常者の方を対象にしていますが、
施設入所者の方は体に障がいがあるので、
ハンドマッサージをする時にもさまざまな工夫と配慮が必要であること、
まだ1年生しかいない保育の学生にとっては、
保育士の卵として初めて小さなこどもたちと接して遊ぶことの大変さなど、
学生たちにとっても貴重な体験ができたようです。

このイベントは毎年4月と9月の2回、庄原市、三次市、東広島市などの地域で、
3専攻の学生と教員が協力しながら開催を続けていきます。

 

医療福祉学部 教授 吉川眞