2013年10月10日

保健医療学部の海外研修 ~ロマリンダ大学病院での医療体験とアメリカ文化体験~

2013年9月16日から10日間、米国カリフォルニア州のロマリンダ大学病院を中心に海外研修を行いました。

昨年度初回の研修が大変好評でしたので、
今年度は医療技術学科(臨床検査学専攻、臨床工学専攻、救急救命学専攻)から8名、
診療放射線学科から6名で計14名と多くの学生が参加してくれました。

研修期間中は2~4名でそれぞれのホストファミリーのお宅にホームステイしました。

今回は、事前に保健室で結核等のワクチン証明手続きをしていたこともあり、
ロマリンダ大学病院内の救急外来や新生児集中治療室の患者さんの様子も実際に見学できました。
陽子線治療センターなどの先進医療施設の見学や、医療教育のための
大規模なシミュレーションセンターの体験実習も今回からプログラムに加えました。

また、ロマリンダ大学の臨床検査学部で血液学実習の授業を見学した後に、
病院実習が始まったばかりの4年生たちと本学の学生たちとでプールサイド・パーティーを楽しみ、
勉強の様子を聞いたりプライベートな話をしたりする貴重な体験もできました。

ロマリンダ大学病院の手術室では、Perfusionistによる人工心肺装置のレクチャーを受けることができました。
偶然にもお一人は日本人で本学部の稲盛准教授の教え子でしたので、
日米での医療教育や収入の違いを教えていただき、
国外で活躍する際の苦労話を聞かせてもらいました。

大学病院での医療研修の後に、今年度もアメリカ文化体験として、
ディズニーランドとカリフォルニア・アドベンチャー、
パームスプリングスでの風力発電見学と回転式ロープウェイ体験、
サンディエゴ観光などを満喫しました。

最終日もロサンゼルス観光をして、
カリフォルニアサイエンスセンターでスペースシャトルの実物展示を目の当たりにしたり、
ドジャースタジアム、ハリウッド、ファーマーズマーケットなどに学生一人一人が楽しい思い出をつくり、
それを胸に全員健康に無事帰国いたしました。

ロサンゼルス空港で現地コーディネータとのお別れの際に、彼がつぶやいた言葉が耳に残っています。
I will be so sad… but… I will live with good memories.

今回参加してくれた学生たちも、見聞した以上のことを体験できたのだと、
いつの日か気づいてくれることでしょう。

保健医療学部 医療技術学科 教授 速水啓介