2014年02月27日

ルービックキューブを数学的に解く~公開講座「数学のひろがり」開催~

2月15日(土)に、西来路文朗先生と私、薬学科1年の尾田の共同で、
公開講座『数学のひろがり27「ルービックキューブの数学」』を開催しました。
サポートとして、呉ルービックキューブ研究会のメンバーにも協力してもらいました。

始めに、事前に参加者の方が25回転ランダムに回したルービックキューブで私は早揃えを披露しました。
その記録は18秒86。
圧倒的なスピードに驚き、教室の中は大盛り上がりになったところで、講座はいよいよスタートです。

まず全員で青色一面を揃えました。
参加者の方は楽しそうに、そして難しそうにキューブを回していました。
次に私の自作の「解法プリント」の手順通りにキューブを回していき、
色の並びや向きをひとつずつチェックしていきます。


↑ 私も講師として教壇に立ちました

ここで登場するのが西来路先生です。
「群論」という数学的な考え方についての説明と同時に、
キューブの回転に数学を当てはめていきます。
「数学的に解くことはできても、いざ実際に手に取ると難しい、
それがルービックキューブの醍醐味」と西来路先生がまとめて講座は終了しました。


↑ 西来路先生はルービックキューブを数学的に解き、解説しました

参加者の方からは、
「ルービックキューブができる人に教えてもらって楽しかった」
「ぜひルービックキューブの数学第二弾をしてほしい」
「老いも若きも一緒になって、みずみずしくてとても良かった」
という声をいただきました。

また、呉ルービックキューブ研究会のメンバーは、
「参加者の方に間違った知識を教えてしまうかもしれないという怖さがあり、
非常に大変だった(薬学部1年 太田吉彦)」
「教えるというコミュニケーションの重要さや、
正確な揃え方を自分がもっと深く知る必要があると改めて知ることができた(薬学部1年 沓野隆太郎)」
「ルービックキューブを人に教えるのは初めてで、自分自身も手探り状態で難しかったけれど、
楽しい貴重な時間となった(薬学部1年 小石雅也)」
「数学的にルービックキューブを解き、更にそれを人に教えることが、
非常に難しいと感じた(薬学部1年 齋藤熙一)」
と話していました。

呉ルービックキューブ研究会主将 尾田一輝(薬学部薬学科1年)