2014年07月29日

小学校で「放射線の測定教室」を開講しました!!

中国新聞社では毎年、小学生を対象に、
環境について考えてもらう機会として、
協賛企業・団体が小学校に出向き、分かりやすく講座を行う、
環境教室を開催しています。
本学は、この趣旨に賛同し、毎年環境教室を行っています。

今年は、7月9日(水)、呉市立坪内小学校にて、
6年生25名を対象に、診療放射線学科による「放射線の測定教室」を開催しました。

小学生には少し難しいテーマかと思われましたが、
講師を担当した橘准教授により、
日常生活のすぐそばにあるいろいろなものにも、
実は放射線があふれていることを教えてもらうと、
みんなすぐに目を輝かせて、授業に引き込まれていました。

川下講師、立永助手も加わり、
湯の花(温泉の素)や昆布、石を実際に測定してみて、
本当に放射線が出ていることに驚く児童たち。
それじゃあ、学校にあるもので一番放射線を出しているのは何だろう?
さっそく学校中を歩き回って、測定に繰り出しました。

 

 

測定から教室に戻ると、班ごとに測定結果を発表しました。
みんなそれぞれ発見があって、とても満足そうな顔をしていたのが印象的でした。

 

放射線と聞くと、怖いものというイメージが浮かびますが、
放射線を使ったがん治療など、上手に使うことで、
私たちにとってメリットにもなります。

「大切なのは、放射線のことをしっかりと知って、
自分で判断できるようになること。上手に付き合うこと。
それが子どもたちにも伝わってくれれば。」
授業が始まる前、そう話していた橘准教授の思いは、
しっかりと児童たちに伝わったようです。

入試センター 広報係