2014年09月16日

「鎌田俊三・げんきなこジョイントコンサート」~前へ、前へ、前へ パーキンソングをうたいながら~【前編】

8月5日(火)、呉キャンパスにて、
第19回日本難病看護学会学術集会(会長:秋山智看護学科長)のプログラムの一つとして予定されている、
「鎌田俊三・げんきなこ・ジョイントコンサート」(30日開催)に先立ち、リハーサルが行われました。
呉軽音楽部の部員、顧問、看護学科の学生、教員が音響スタッフを担当し、
私、呉軽音楽部・部長の釜野真也も、スタッフとして参加させて頂きました。
この日の会場である学内メディアホールは、心温まる素敵な音楽で満たされました。

このコンサートは、パーキンソン病の患者様が参加されている少人数ユニットで演奏を行うという企画です。
出演されたのは「げんきなこ」(河中郁典様、信子様)と、
鎌田俊三様(伴奏:種市昌子様)でした。

15時頃、会場へ到着された出演者の皆様に、
「よろしくお願いいたします!」とご挨拶を頂き、機材の確認、準備が始まります。
初対面で緊張している私でしたが、
西来路先生(呉軽音楽部顧問)がげんきなこの信子さんへ
「笑顔が写真と全く変わらないお方ですね!」とコメントされ、
準備中の雰囲気はとても和やかになりました。

機材の準備が整うと、演奏のリハーサルがはじまります。
「童謡のような優しい曲」と、西来路先生からお伺いしていましたが、
確かに近いものを感じました。
演奏を聴いていた副部長の岩本は「とてもいい曲」とコメントしていました。

げんきなこの2人が演奏されていたのは、
聴きやすく、歌いやすいメロディーに乗せられた、
愛する人へのストレートな気持ち、思い出、情景を綴ったラブソング。
鎌田さんが唄うのは、得体の知れない病気が奪い去っていったもの、病気への憤怒、
そしてそれを受け止め、向かい合って生きていこうという、力強い想いでした。
~前へ、前へ、前へ パーキンソングをうたいながら♪~

リハーサル終了後、普段の軽音楽部のライブでも音響を担当してくれている尾田君は、
「今までにあった数々の大学内のイベントで学んできたことが、
このようなコンサートという形で活かせるということに、
とても感動しています。」と、感想を述べていました。
普段、私たちは学内で定期演奏会を行っていますが、
今回のイベントのように、学外の方のお役にたてる機会はあまりありませんでした。
自分たちが誰かの力になれることを、とても嬉しく思いました。

そして、出演者の皆様より、
「こんな素敵な舞台を用意してくださって本当にありがとう。
夢のようです。」と御礼を言っていただけたことが、
何よりも心に残りました。
心温まる、素敵な一日になりました。ありがとうございます。

秋山学科長をはじめ学会の皆様、看護学科の先生方、出演者の皆様、
呉軽音楽部の皆様、西来路先生、尾田君、
この度はこのような良い機会をありがとうございました。
コンサート本番の模様は、【後編】でご紹介しますので、ご期待ください。


↑ 全員集合して、記念撮影

広島国際大学 呉軽音楽部 部長 釜野真也