2014年10月16日

IPE STEP4に参加した学生に感想を聞きました!

広島国際大学では、IPE (Inter Professional Education : 専門職連携教育)に力を入れています。
これは、学生たちが健康・医療・福祉分野に関わる仕事へ就く前に、
自身の専門性を活かしつつ、他の職種を理解することで、協力して問題解決する修練をするものです。

本学のIPEはStep1~4の4段階に分かれており、
9月16日~19日、26日の5日間にわたってStep4が行われました!
当日の模様は、9月30日付で掲載した、「チーム医療で活躍できる
人材を育てるIPE教育「Step3」「Step4」を実施!!」で紹介しています。
Step4では、各学科・専攻の学生で構成された10人程度のチームで、
与えられた1つの症例について、改善点やどうすれば患者や利用者に
良い医療・サービスを提供できるかなどを検討します。
各学科や専門で、有している知識や使用する専門用語が全然違うので、
初めのうちはとても苦戦している様子でしたが、互いに教え合い、
協力することでその壁を乗り越えることができましたo(*^▽^*)o~♪

 

今回は、このIPE Step4に参加した、
看護学科4年の屋敷 恵里さんに感想を頂きました((o(・ω・)人(・ω・)o))

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

私はあと数カ月後に、臨床の場に出て、看護師として働きます。
大学生活の4年間の中で、多職種の方と関わる機会はあまりなく、
チーム医療の一員である看護師としてどのようなことができるのか、実際よく分かっていませんでした。
しかし、IPEを通じて、患者さんにより良い生活を送ってもらうためには
多職種連携が必須であることを改めて学ぶことができました。
まず、多職種連携をするためには、看護師の立場から事例の患者さんに対し、
どのようなケアを考えているのかを、多職種の方々にわかりやすく伝えることが大切です。
看護師の役割を知ってもらうことで、患者さんにとって大切なケアは何かを皆で話し合い、吟味することができます。
つぎに、多職種の役割を知ることが大切です。
そのことにより、多角的に患者をみることができ、
患者さんにとってより良いサービスは何かを考えることができました。
さらに、『患者さんやそのご家族はどのようになればより良い生活ができるか』という視点を
多職種で共有することで、より良いケアを提供できるように話し合うことができました。

様々なことを学びましたが、特に大切なことは、
多職種間で質の高いコミュニケーションを取ることだと痛感しました。
わからないことがあればすぐ質問することや、相手から質問された場合、
相手がわかるまで親身になって答えることを心がけました。
このような小さな行動が、とても大切だとを学びました。
多職種間で質の高いコミュニケーションを取ることができれば、
患者のより良いケアにも繋がると感じました。

堅苦しい表現になりましたが、話し合いのときは
和気あいあいと話すことができ、とても楽しい雰囲気でした。
他学部の学生と関わるのはとても新鮮でした。
このような経験は、学生の間でしかできない貴重な経験だと思うので、
後輩にも積極的に取り組んでもらいたいと思います。

将来、IPEの経験を生かして、チームとしての看護師の役割を発揮し、
良い看護師になりたいと思います!貴重な体験をありがとうございました!!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

学生広報スタッフ 診療放射線学科4年 太田雪乃