2014年10月22日

呉市のジェネリック医薬品にかかる取組みを薬学部教員が支援!

呉市は、各自治体に先駆けて、いち早く、
ジェネリック医薬品の普及にかかる取組みを進めています。

呉キャンパスに薬学部を置く本学では、長田俊治教授が中心となり、
ジェネリック医薬品に関して、
「レギュラトリーサイエンス=品質評価事業(サイエンスに基づいた規制)」
を実施しています。

ジェネリック医薬品は、安価で開発することが可能な一方で、
精度の高い品質評価を実施しなければ、
高い効果を望むことができません。
本学も「地域に根ざす研究機関として何かできないか」ということで、
呉市、呉薬剤師会および呉市内の3病院と覚書を交わし、
2014年3月に本事業をスタートさせました。

2015年2月21日(土)には、本事業の今年度の集大成として、
レギュラトリーサイエンス講演会を呉キャンパスにて開催予定で、
長田教授による事業報告のほか、
業界でも著名な研究者などをお招きし、
その知見に基づいたご講演を予定しています。

長田教授は、
「現場には医薬品の品質を見極める人的・時間的余裕がない。
そういった情報を提供できるのは、大学のような研究機関だと考えている。
今後はジェネリック医薬品に限らず、薬局製剤などの新薬にも、
レギュラトリーサイエンスの視点をを踏まえる必要がある」
と話してくれました。

入試センター 広報係