2014年11月11日

『快眠で心と体の健康づくり講演会』開催~本学の田中秀樹教授が講演~

2014年11月6日(木)、呉の広市民センター2階 東保健センターにおいて、
『快眠で心と体の健康づくり講演会』が開催され、本学の心理科学部 田中秀樹教授が、
「よい眠りには福来たる~生活リズム健康法~」をテーマに講演しました。

本講演には、地域住民の皆様を中心に、約80名の来場者がありました。

講演のはじめに、アメリカ、日本、中国の高校生の睡眠時間の比較を
クイズ形式で紹介し、日本の睡眠時間が一番短いことを説明されました。
さらに日本では、40年前と比べて約1時間短くなっているという現状に触れ、
日本人の睡眠事情を紹介しました。

続いて、参加者自身の睡眠の状況を聞きながら、参加者の不眠のタイプを探っていき、
みんなが同じような症状に悩んでいることを再認識し、一人で悩みこまないことが大切であると説明しました。

講演の中で田中教授は、人それぞれ自分に合った睡眠時間を見つけることが重要だと話し、
睡眠のメカニズムについて、参加者に分かりやすく解説していました。

また、睡眠だけでなく、朝起床した際に明るい場所に移動することや、
きちんと朝食を摂ることによって、体内時計を整えることも重要だ、とのことでした。


↑講演会の様子

1時間の講演会の後、休憩を挟み、希望者約25名で、快眠教室を開催しました。
5~6人の班に分かれ、福寿体操を行った後、睡眠アンケート、生活習慣病アンケートを実施しました。
各アンケートでは、設問に対して、できているものとできていないもの、
今はできていないが、頑張ればできそうなことの3項目から選んで、
田中教授は、今はできていないが、頑張ればできそうなことをできるようにするために
すべてをできるようにしようとせず、チャレンジして、
できるものから少しずつ、実現していけばいいと参加者の皆さんにアドバイスしました。

 
↑福寿体操の様子                        ↑学生スタッフも交えて、睡眠アンケートを回答中

今回、サポート係として参加した、田中教授のゼミ生である3年生の佐々本彩さんは、
「実際に参加者のお話を伺ってみて、普段研究室で調べているデータではなく、
生のお話が聞けて、これからの卒業研究の参考になりました。」
と話してくれ、佐々本さんとともにスタッフとして参加した、
3年伏岡篤史さんと3年小那覇夏希さんも充実した表情を見せてくれました。

今回の『快眠で心と体の健康づくり講演会』で、地域の皆さんが
ますます、健康的な睡眠ができるようになればと願います。


↑睡眠アンケートについて田中教授がアドバイスされている様子

入試センター広報係