2015年02月26日

バリアフリー映画祭を開催!

2月21日(土)、広島県立美術館において、バリアフリー映画祭が行われました。
バリアフリー映画とは、通常の映画に音声字幕と副音声を付加し、
聴覚障がいのある方、視覚障がいのある方が、障がいのない方と
同じ場所で同じ映画を楽しめるようにしたものです。

あいサポート運動の一環として行われ、今年で3回目となる映画祭は、
本学職員と学生ボランティアスタッフ一同、
そして今回のバリアフリー映画祭に際し、協力いただいた
株式会社カンバスの方とシネマキャラバンVAGの方と協力して開催しました。
上映された映画は「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」
「ペコロスの母に会いに行く」、「船を編む」の3本で、
すべての映画に音声字幕と副音声がついています。

 
↑受付の様子                           ↑学生司会スタッフが作品の解説をしています。

実際に映画を鑑賞された方は、
「耳が不自由なため、邦画は見たくても見られないので、
年に一度でも、バリアフリー映画祭で字幕付き映画を
見ることができるのはとてもうれしいです。」

「初めてバリアフリー映画を体験させていただき、
心のバリアフリーを知ることができて大変良かったです。
また、学生さん方のサポートの姿勢や取り組みがとても素晴らしかったです。
広島にこのような立派な若者たちがいることを誇りに思います。」

「映画を楽しむのと同時に、解説の音声や字幕を見て、
目が見えない人や耳の聞こえない人に対し、
解説や字幕をこのくらい出さないと理解して
もらえないのだ、ということがわかりました。」
などの感想いただきました。

 
         ↑                 映画上映時の様子                 ↑

今回、バリアフリー映画祭のボランティアスタッフに携わった、
コミュニケーション心理学科3年次の伊與政さんは、
「今回、ボランティアスタッフとして、
受付を担当させていただき、お客さんとのふれあいを通じて、
今回のテーマであるバリアフリーについて、今まで以上に知ることができました。
また、耳の聞こえない人に対してコミュニケーションを取ることに苦労しました。
このような障がいのある方と接することのできるボランティアに、
今後、積極的に参加していければと思います。」
と感想をいただきました。

今回で、3回目を迎えたバリアフリー映画祭は、
毎年参加されている方もあり、恒例イベントとして定着しつつあります。
障がいのある方もない方もみんなが同じように感動したり、
楽しんだり、笑ったりできるのがバリアフリー映画です。
みんなが同じ感動を共有できるのは当然のことであると思います。
あいサポート企業・団体として、今後も継続して、
バリアフリー映画祭を開催していければと思います。


↑最後に学生ボランティアスタッフで記念撮影

入試センター 広報係