2015年05月01日

新入生に「禁煙支援」「メンタルヘルス」を考えてもらうきっかけを~全新入生対象に講演会を実施~

大学生活をスタートさせた新入生の中には、
生活環境や学習環境ががらりと変わったことにより、
悩みや不安を抱える方も少なくないでしょう。
本学には、そのような学生を支援する学生相談室があります。
学生相談室には専任のカウンセラーが常駐し、
学生へのカウンセリングを実施しているほか、
保健室と協働で禁煙指導なども行っています。

本学では、これまでにもキャンパス内全面禁煙を実施しておりますが、
今年度、初めての試みとして、学生相談室のメンバーで精神科医でもある
学生部長の加賀谷有行教授が、新入生を対象に
「禁煙支援」と「メンタルヘルス」をテーマにした講義を各学科で実施しています。
講義を企画した加賀谷教授は、
「20歳前の新入生に対して、喫煙の怖さやリスクを教えることは意義のあること。
今回の講義が新入生にとって、安心して学生生活を送れる一つのきっかけになれば。」
と、その思いを話してくれました。

講演を企画した学生部長の加賀谷教授

「禁煙支援」の講義では、喫煙することにより生じる様々なリスクを分かりやすく紹介。
喫煙は、本人だけでなく、副流煙での受動喫煙により、周囲の人にも健康被害がもたらされるため、
「タバコやアルコールに依存せずに済むよう、何か夢中になれるものを見つけることが大切」
と、新入生に語りかけました。

続いて「メンタルヘルス」の講義では、心に悩みを抱える学生にとって、
居場所や気付いてあげられる周囲の人たちの存在が、いかに重要かを説明。

講義の様子

新入生は真剣に耳を傾けます

講義を聴講した学生たちは、
「改めて、タバコの怖さを知りました」
「受動喫煙の防止策は、タバコを取り扱っている企業などが率先してすべきだと思いました」
「友だちのサインに気付いてあげられるようにしたいです」
など、本講義をきっかけに考えが深まったようです。

講義を通して学んでもらう内容は、
医療系総合大学の本学で学ぶ全学生にとって、
身につけておくべき大切な知識・心構えです。
学生が何か困ったとき、学生相談室が学生に寄り添うとともに、
本講義が、学生同士でも助けあうことができるきっかけになれば幸いです。

広島国際大学 広報室