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    ~柔道教室と学生・教員の活動紹介、車椅子ダンスも~

リオパラ柔道“銅”廣瀬順子選手と悠選手による講演
~柔道教室と学生・教員の活動紹介、車椅子ダンスも~

2017年3月9日掲載

2月19日、開学20周年記念イベントとして、リオデジャネイロ・パラリンピック特別講演会「挫折があったから輝ける~障がいを乗り越えて自分らしく生きる~」を東広島キャンパスで開催しました。

講演会の講師は、リオ・パラリンピック柔道女子57kg級(視覚障害)の銅メダリスト廣瀬順子選手。障がいをどのように乗り越えて今に至るかの軌跡について語りました。続いて同パラリンピック柔道男子90kg級に出場した夫の悠選手と2人でパラリンピックの様子について写真を交えて報告しました。

本学在学中の1年の時に発症した病気が原因で視覚障がいを患った順子選手は、目指していたリハビリ専門職への道をあきらめざるを得ず、突然のことに戸惑い絶望したと言います。しかしその後さまざまな困難を乗り越え、高校から続けていた柔道を再び始めるまでに。現在、就職した企業からの支援を受けながら柔道を続けられることに、

「周りの人たちの支えがあったからこそ、パラリンピックの舞台に立つことができた。これからも出会いを大切に、自分の信じた道を歩んでいきたい」

と感謝の思いを語りました。

また、同パラリンピックの公式修理センターで、選手の義肢装具や車椅子などの修理スタッフとして活動した本学の月城慶一教授(リハビリテーション支援学科義肢装具学専攻)が、その舞台裏と義肢装具士の役割などについて講演。同専攻の学生は、使われなくなった義肢を再整備して必要とされる国に届けるプロジェクトの取り組みを紹介しました。

特別公演として、障がいがありながら車椅子ダンサーとして活躍する林美穂さんが、ライトアップされたステージでダンスを披露。幼いころに足が不自由となり、周囲との違いに悩んできた林さんは、車椅子ダンスとの出会いで人生に希望が持てるようになったと言います。ステージでは、アップテンポからバラードまで、しなやかに踊る姿に会場から大きな拍手が送られました。

 

      障がいとともに歩んだ軌跡を振り返る廣瀬順子選手                全身で思いを表現する林さん(写真右)

 

同日、同キャンパスの柔道場で廣瀬両選手を招いた柔道教室を開催。参加した地域の子どもたち約50人と一緒に、基礎練習や組手で汗を流しました。順子選手が得意技の一本背負いをレクチャーする場面では、トップ選手の技を見逃すまいと一挙手一投足に子どもたちの視線が集まりました。質疑応答では、「練習時間はどのくらいですか?」「ライバルはいますか?」など質問が飛び交い、活気あふれる柔道教室となりました。

 

 

    子どもたちが注目する中、技をレクチャーする順子選手                   廣瀬両選手を囲んで質疑応答


広報室