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グエン・ドクさん客員教授に就任
~介護・福祉分野でアジア諸国と相互理解深めるセンターの開所も~

2017年4月1日掲載

4月1日、 “ベトちゃんドクちゃん”で知られたベトナム人のグエン・ドクさんを医療福祉学部の客員教授に迎えました。ドクさんは、ベトナム戦争でアメリカが散布した枯葉剤の影響とされる結合双生児として生まれ、分離手術を受けました。その体験から、福祉を考えるうえで欠かせない平和や命の尊さについて講演していただきます。


客員教授に就任するドクさん

また3月27日には、東広島キャンパスに「アジア介護・福祉教育研修センター」を開所しました。同日に記念式典を開催、センターの紹介や講話会、施設見学を実施しました。


式典には中台科技大学の李隆盛学長など47人が出席

同センターには、実習用の介護ベッドや浴室を整備した技術室と講義室を設置。2016年11月に外国人技能実習制度に介護職種が追加されるなど、アジア諸国で「日本式介護」が注目される中、外国人・日本人それぞれに向けた人材育成プログラムを開発・実施します。


実習用の介護ベッドが並ぶ技術室

外国人向けプログラムは、アジア諸国の現場で活躍できる指導者や技能実習生を対象に、日本の介護・福祉の現状について理解を深めるとともに、学内の実習施設・設備を活用した実習や福祉施設の見学などを実施します。日本人向けプログラムは、日本の介護・福祉現場で働く外国人や技能実習生を指導できる日本人指導者を対象に、アジア諸国の福祉の現状や生活文化の違いを解説するほか、授業計画・模擬授業の実施など「日本式介護」の教育方法を学びます。

久保田トミ子副学長(医療福祉学部長)は、
「同センターで養成した外国の指導者や技能実習生に、ここで学んだ“日本式介護”を自国に持ち帰ってもらう。これを機に福祉分野で交流が生まれ、リハビリや病院の経営管理など他分野の交流にも波及すれば」
と期待を込めます。

9月には3日からの1週間、本学が学術教育交流に関する協定を結ぶ、中台科技大学・大学院生23人と教員2人の受け入れを予定しています。


広報室