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~専門職連携の意義を学ぶ~
「広国DAY」開催

2017年4月21日 掲載

4月6日、全キャンパスの学生を対象に、「広国DAY」を開催しました。2014年度から始まった本イベントで学生は、広国大で実施する専門職連携教育(IPE)への理解を深めるとともに、健康・医療・福祉現場の最前線に立つ講師から専門職連携の意義を学びました。

 

冒頭で清水壽一郎教授(診療放射線学科)が、IPEの考え方や4年間の学びの流れを説明。チーム医療では各専門職が責任感を持ち、患者や利用者のために何ができるかを考えることが求められています。学部・学科・キャンパスの枠を越えて学び合い、専門用語を通じたコミュニケーションを実現することで、社会で活躍できる人材に成長してほしい、と語り掛けました。

 

講演会では東埼玉総合病院の医師・中野智紀氏が、埼玉県幸手(さって)市と杉戸町で推進する住民主導の地域包括ケアシステム「幸手モデル」の取り組みを紹介。専門職が地域に関わるとき、住民一人ひとりを第一に考えることの大切さを説きました。

中野氏は、人々が住み慣れた地域で幸せに暮らしていくためには、専門職から一方的にサービスを提供するだけでは不十分と考えています。住民の生活は複雑で個別的、多様な課題やニーズがあり、専門知識を単純に当てはめられるようなものではありません。専門職が地域に入り込んで住民とともに課題やニーズを探り、ともに解決する中で、地域全体でケアする社会になることが理想と語りました。

 

 

           清水教授の説明でIPEへの理解を深める参加者        「ケアの考え方をどこまで住民に根付かせるかが鍵」と中野氏

 

最後は、IPEを学ぶ在学生が、学科混成チームで症例に対してまとめたケアプランについて発表。学習の成果を共有する機会となりました。

 

 

                      チームごとに成果をプレゼン                    真剣な表情で各チームのケアプランに聞き入る参加者

 

広報室