- 広島国際大学ホーム
- ニュース・トピックス
- 2018
- 2019
- 2018
- 8月
- 徳毛悠真助教が日本生体医工学会の研究奨励賞・阿部賞を受賞
- 義肢装具士志望者対象の就職説明会 関東から沖縄まで約30社が参加
- 「学園広報誌FLOW80号」で卒業生の活躍を紹介しています
- キャンパスボイス~医療福祉学科の青木さんを紹介~
- 「学園広報誌FLOW80号」で総合リハビリテーション学部リハビリテーション学科の國末和也教授の研究を紹介しています
- 医療福祉学科の長谷部隆一准教授が広島県精神保健福祉協会から表彰
- グエン・ドク客員教授が平和・命の尊さテーマに講演
- 【重要】保証人のみなさまへ 前期学業成績通知書の発送について
- 【重要】前期再試験および9月ガイダンスについて
- 被災者への経済的支援について(お知らせ)【第2報】
- 2018年度 心理臨床センター現任者研修を開催します。
- 甚大な被害を受けた学生および通学困難な学生への 学生寮等の提供について(追加募集のお知らせ)
- 2017
- 2016
- 2015
- 2014
- 2013
- 2012
- 2011
- 2010
- 2009
- 2008
- 2007
- 2006
徳毛悠真助教が日本生体医工学会の研究奨励賞・阿部賞を受賞
2018年8月20日掲載
6月20日、徳毛悠真助教(医療技術学科)が公益社団法人日本生体医工学会の研究奨励賞・阿部賞を受賞しました。2017年5月3日~5日にかけて行われた同学会の大会で発表した「ラット骨格筋のパルス波刺激による4型グルコース輸送体およびモータータンパク質の遺伝子転写レベルの上昇」が、生体医工学領域の発展に貢献する優秀な論文と認められました。この研究成果は、糖尿病治療に対する新たなアプローチに繋がります。

研究奨励賞・阿部賞を受賞した徳毛悠真助教
血糖として動物の血液内を巡るグルコースは普段、筋肉に蓄えられています。4型グルコース輸送体とモータータンパク質が連携して働くことで、グルコースはバランスよく筋肉に取り込まれ、血糖値も正常に保たれます。この働きが悪くなると血糖値が高まり、やがて糖尿病になります。糖尿病に対しては、インスリンという注射薬を使用するのが一般的です。しかし、定期的に注射を打つ必要があったり、低血糖などの副作用があるなど、体への負担は少なくありません。
本研究で徳毛助教が試みたのが、筋肉にパルス波による電気刺激を与えることによって、4型グルコース輸送体とモータータンパク質の働きを活性化させることでした。実験用ラットに試したところ、両方の物質が体内で増加。その結果、狙いどおり働きが活性化されました。
今後は糖尿病のラットに同様の実験を行い、同じように働きが活性化するかを分析します。
徳毛助教は、
「この研究は糖尿病患者に対して、筋肉にパルス波電気刺激を与えることで血糖値をコントロールできる根拠になります。今後はこのような糖尿病に対する非薬物的治療法を確立したい」
と意気込みます。
広報室