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東広島市公募の新規共同研究事業に心理学科の田中秀樹教授の研究が採択

2019年6月5日掲載

東広島市が今年度から設立した「大学連携政策課題共同研究事業(大学提案型共同研究(シーズ型))」に、田中秀樹教授(心理学科)が申請した「地域で行う妊娠期から子育て期における、切れ目のない睡眠支援体制確立のための睡眠教育プログラムツールの研究開発」が採択されました。共同研究事業の期間は、5月30日から来年の3月17日までです。

「秋の「すいみんの日」市民公開講座2017東広島」で講演する田中教授(2017年9月)

同事業は、同市の個性と魅力あふれるまちづくりを推進するため、市内大学(本学のほか、広島大、近畿大工学部、エリザベト音楽大)の知的・人的資源を活用して共同研究を行い、継続的にイノベーションが創出される環境の構築を目的としています。

田中教授は、睡眠改善研究に重点を置き、地域や学校向けに公開講座や睡眠授業を行ってきました。今回採択された共同研究事業は、妊娠期から出産・子育て期における睡眠と生活リズム、睡眠習慣行動の関連性を検診や相談会などの中で調査し、現状と課題を見える化するとともに、睡眠教育にかかわる人材育成なども見据えた睡眠教育プログラムの導入を提案。さらに、同プログラムの効果を評価して内容を確定させ、企業等との共同研究により睡眠アプリや眠具を開発するなど、継続的な睡眠支援体制の確立を展望しています。「子育てするなら東広島」を掲げる同市において、新たな価値の創造・普及を目指します。


広報室