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学位記・修了証書授与 学長挨拶

2020年3月15日掲載

本日、大学院修了生、助産学専攻科修了生、および学部卒業生、総計816名の皆さんは、所定の課程を修められ学位を授与されました。ご卒業並びにご修了、本当に、おめでとうございます。学生の皆さんを支えて下さったご家族・関係者の皆様にも、広島国際大学を代表して心から、お祝いを申し上げます。また、この場を借りて、学生の皆さんを指導し、支えて頂いた広島国際大学の教職員の皆様に、お礼を申し上げます。

新型コロナウイルス感染症が国内で拡大している状況に鑑み、本学では感染拡大抑制の観点から、本年度は、全体での学位記・修了証書授与式の開催を中止することとしました。皆さんやご家族の健康を守るため、また、健康・医療・福祉分野の大学としての社会的責任を果たすための決断です。ご理解の程、よろしくお願いいたします。

 

これから皆さんは、それぞれの領域でリーダーとして活躍されるようになります。皆さんが本学で経験された、さまざまな「交流や連携」の経験は、リーダーシップにかかせない能力の一つである「協働力」に繋がっていきます。

「協働」には、「現状把握」「分析」「提案」「理解」「納得」「共感」「実行」など、様々なフェーズがあります。これらをチームのメンバーそれぞれが分担したり補ったりしながら進めて行くことになります。このような、「協働」を成功させるための要因はいろいろありますが、まず「メンバーが信頼できるかどうか」ということが上げられるでしょう。仕事上の能力だけでなく、人として信頼できるかも重要です。また、「適切なメンバーを巻き込む」ことも重要です。「協働できたとする基準がない」ことも課題となっています。従って、「協働の成果基準を考える」こともリーダーに求められる重要な「協働力」だと考えています。

これから皆さんは、幾度となく、さまざまな「協働」を経験されると思います。仕事上の能力に加えて、人間的にも「信頼されるにはどうすればいいか」、「適切なメンバーを巻き込んでいくにはどうすればいいか」、「協働の成果をどう評価するか」など、常に「協働力」を意識して行動し、リーダーシップを磨いて欲しいと思います。

本学を設置しております常翔学園ですが、1922年に創立され、今では7つの学校を擁する学園に成長しました。皆さんには、広島国際大学の同窓会組織である校友会の一員として、また、常翔学園の同窓生として、後輩たちのご支援やご指導を頂くとともに、母校や常翔学園の発展へのご協力をお願いします。

本日は、誠におめでとうございます。皆さんのご健勝とご活躍を心から祈念致しております。


 

 

2020年3月15日

広島国際大学 学長 焼廣益秀

 


 


庶務課