診療放射線学科

教員紹介

熊谷 孝三(くまがい こうぞう)  教授
学位・資格 博士(工学)、技術士(原子力・放射線)、第1種放射線取扱主任者、診療放射線技師
専門分野 放射線治療技術学、 放射線保健管理学、 医療安全学、品質管理学
キーワード 放射線治療、 線量計測、 リスクマネジメント、 品質管理
研究テーマ 1) がん放射線治療装置における品質保証・品質管理の研究
2) がん放射線療法における高エネルギー放射線の吸収線量評価に関する研究
3) 放射線診療におけるリスクマネジメントの研究
4) がん放射線治療の照射法の研究
研究紹介 研究業績
最終学歴 九州大学大学院工学府エネルギー量子工学専攻
博士後期課程 修了
(優れた研究業績を上げた者で1年間で修了)
学位 工学博士
資格 診療放射線技師(国家資格)
技術士(原子力・放射線)(国家資格)
第1種放射線取扱主任者(国家資格)
第1種作業環境測定士(国家資格)
ガンマ線透過写真作業主任者(国家資格)
エックス線作業主任者(国家資格)
放射線治療専門診療線技師(機構認定資格)
専門分野 放射線治療技術学
医療安全管理学
放射線安全管理学
大学役職歴等 学部長、学科長、各種委員会委員を経験
受賞 第57回保健文化賞
厚生省厚生大臣表彰
厚生労働省厚生労働大臣表彰(2回)
福岡県知事表彰
福岡市長表彰
厚生労働省九州厚生局長表彰
国立病院機構福岡東医療センター病院長表彰
(社)日本放射線技師会会長表彰
(社)日本放射線技師会功労賞
(社)日本放射線技師会中村学術賞
(社)日本放射線技師会診療放射線技師懸賞 論文佳作
(社)福岡県放射線技師会会長表彰
(社)日本放射線技術学会学術賞
(社)日本放射線技術学会放射線治療技術 菊池賞(代表)
(社)日本放射線技術学会九州部会学術賞
(社)日本放射線技術学会九州部会功労賞
全国国立病院療養所放射線技師会表彰
九州国立病院療養所放射線技師会功労賞
九州国立病院療養所放射線技師会学術賞
金原出版株会社臨床放射線優秀論文賞
広島国際大学教職員表彰

◆ 大学による教員評価(5段階評価 )

2008年度 評価 A
2009年度 評価 A
2010年度 評価 A
2011年度 評価 A
2012年度 評価 A
2013年度 評価 A
2014年度 評価 A
2015年度 評価 A
2016年度 評価 A

自己紹介

◆ 適切で高度ながん放射線治療の教育・研究・社会活動に貢献

熊谷孝三です。専門は放射線治療技術学です。長年、放射線治療技術の向上、学生教育と指導者の育成、医療事故防止の推進に貢献してきました。放射線治療分野では、わが国の第一人者としての呼び声は高く、病院等では名前を知らぬものはいません。多くの大学授業では、私の編著書「放射線治療技術学」が用いられています。書籍は、専門書、一般書、絵本と数多くを出版しています。病院での臨床経験は豊富にあります。研究テーマは照射法、放射線治療技術学に関する内容で、放射線計測法、放射線治療装置の品質保証・品質管理と幅広く行っています。主とする研究テーマのキーワードは、「患者のQOLの向上」です。

◆ 母親の死と情熱を込めた学生教育

わが国では二人に一人はがんに罹患し、三人に一人は死亡する時代に突入しています。がんはまさに国民病といえます。放射線治療は、抗がん剤治療、手術と並ぶ優れた治療法であることには間違いありません。放射線治療は、魔法の剣ではありませんが、乳がんや喉頭がんに代表されるように腫瘍を切らずに組織の機能を温存する治療法として脚光を浴びています。また、放射線治療は、医師、診療放射線技師、看護師の三者によるチーム医療で行われています。その業務は分担されていますが、診療放射線技師が担う役割は大きいといえます。

私は、高校1年生の時に母親の死を経験しました。その死が自分の進路を文科系から医療系へと大きく方向転換させることになったのです。診療放射線技師になり、病院時代は日々、医師とともに「放射線の剣」で根絶をめざしてがんに挑み続けてきました。その臨床経験が、今では大学教育に活かされています。大学の3年生には、高度な専門知識を学習させ、患者のがん医療に貢献できるようにと、放射線治療の極意を情熱的に講義しています。

◆ 誤照射事故を防止し安全医療の確立

放射線診療のリスクマネジメントの活動は、誰よりも抜きんでて早く始めました。わが国での放射線診療のリスクマネジメントの手法を確立したといっても過言ではありません。現在、出版した編著書「医療安全学」は医療人のバイブルとなっています。
放射線治療分野では、日本放射線技術学会理事を務めているときに放射線治療の誤照射事故が発生しました。過剰照射事故は社会やがん患者に放射線治療の不信感をもたらす原因になったのです。この放射線治療の不信感を払拭させるためにリーダシップを発揮し、社会人に対する誤照射事故防止に大きく寄与してきました。

◆ 安全・安心できる放射線治療の提供

がんが治ることは患者さんだけでなく、医療従事者や国民の願いでもあります。そのためには、「診療放射線技師は、命を預かる職業人として自覚をもち、病む人のために安心・安全な放射線治療の提供していくことが重要です。特に学生と社会人の高度専門教育は大切である」との信念を持っています。社会人に対して「放射線治療研究会」を現在まで30年間開催し、がん患者のために安全・安心できる放射線治療の提供する活動を行ってきました。

教育方針

学生に「生命の大切さ」を説き、がん放射線治療の高度専門教育を修得させるように努力しています。親のように学生に接し、「男に丁寧、女に親切」にする医療教育を行うことをめざしています。

社会貢献・学会・役員 暦

学会、職能団体、研究会、関連団体等でさまざまな貢献を行ってきました。その活動には他に類を見ません。

  • (社)日本放射線技術学会 会員
  • (社)日本放射線技術学会 放射線治療分科会委員
  • (社)日本放射線技術学会 第19回秋季学術大会副実行委員長
  • (社)日本放射線技術学会 九州部会理事
  • (社)日本放射線技術学会 海外交流小委員会委員
  • (社)日本放射線技術学会 編集委員会委員副委員長
  • (社)日本放射線技術学会 論文化推進委員
  • (社)日本放射線技術学会 評議員
  • (社)日本放射線技術学会 理事
  • (社)日本放射線技術学会 学術委員会委員
  • (社)日本放射線技術学会 放射線治療分科会会長
  • (社)日本放射線技術学会 学術委員会医療安全対策小委員会
  • (社)日本放射線技術学会 大会開催委員
  • (社)日本放射線技術学会 スーパテクノロジスト認定制度委員会委員
  • (社)日本放射線技術学会 教科書刊行班委員
  • (社)日本放射線技術学会 大会開催委員会委員
  • (社)日本放射線技術学会 医療安全対策小委員会副委員長
  • (社)日本放射線技術学会 第62回総会学術大会大会長
  • (社)日本放射線技術学会 放射線治療専門技師認定班班員
  • (社)日本放射線技術学会 永年理事就任
  • (社)日本放射線技術学会 評議員
  • (社)日本放射線技術学会 名誉会員
  • (社)日本放射線技師会  会員
  • (社)日本放射線技師会  査読委員会並びに学会設置検討委員会委員
  • (社)日本放射線技師会  診療報酬対策委員
  • (社)日本放射線技師会  放射線治療業務委員会
  • (社)福岡県放射線技師会 理事・福岡支部幹事
  • (社)福岡県放射線技師会 常務理事(学術)
  • (社)福岡県放射線技師会 理事・副支部長
  • (社)福岡県放射線技師会 常務理事(企画)
  • (社)福岡県放射線技師会 副会長
  • 厚生省放射線技師会 会員
  • 厚生省九州放射線技師会  理事
  • 九州国立病院療養所放射線技師会 会長
  • 全国国立病院療養所放射線技師会 理事
  • 医学物理学会(日本放射線学会物理部会名称変更) 会員
  • (社)日本医学物理学会 評議員
  • 日本アイソトープ協会医学薬学部会 会員
  • 放射線治療研究会  代表世話人
  • 放射線治療研究会  放射線治療貢献表彰熊谷賞設立
  • 日本放射線腫瘍学会 会員
  • 日本放射線腫瘍学会 地方会設置委員会委員
  • 日本放射線腫瘍学会 データベース委員会委員
  • 日本放射線腫瘍学会 小線源治療部会世話人
  • 日本放射線腫瘍学会 評議員
  • 日本放射線腫瘍学会 認定制度委員会 委員・副委員長
  • 日本放射線腫瘍学会 医療安全委員会委員
  • 日本放射線腫瘍学会 用語委員会委員
  • 日本放射線腫瘍学会 第21回学術大会プログラム委員
  • 日本放射線腫瘍学会 第22回学術大会プログラム委員
  • 日本放射線腫瘍学会 第23回学術大会プログラム委員
  • 九州放射線治療システム研究会 世話人
  • 国立医療学会 会員
  • 放射線医学物理連絡協議会委員
  • 福岡県医療団体協議会 常務理事
  • 福岡県看護等研究研修センター 財政委員
  • 中村学園大学後援会 評議員
  • 中村学園大学後援会 副会長
  • (中)日本ラジオロジ―協会 理事
  • 放射線治療品質管理機構 理事
  • 医療の質・安全学会 会員
  • 日本放射線治療専門放射線技師認定機構 理事長
  • 日本放射線治療専門放射線技師認定機構 副理事長
  • 九州大学医学部保健学科非常勤講師
  • 九州大学医学部保健学科診療放射線技術専攻同窓会会長
  • 文部科学省科学技術政策研究所 科学技術定点調査回答委員
  • 厚生労働省診療放射線技師国家試験委員
  • 広島県立三次看護専門学校非常勤講師
  • 厚生労働省科学研究補助金 医療技術評価総合研究事業 「医療機関における放射線安全の確保に関する研究(主任研究者 伊東久男)共同研究者
  • 厚生労働省科学研究補助金 医療安全・医療技術評価総合研究事業「医療放射線の安全確保に関する研究(主任研究社 細野 真)共同研究者
  • 広島国際大学保健医療学部診療放射線学科臨床実習責任者
  • 技術士会 会員
  • 日本放射線技師会認定制度委員会委員
  • 広島国際大学保健医療学部診療放射線学科長
  • 日本診療放射線技師会がん放射線療法分科会委員
  • 日本医学物理学会評議員
  • ひろしま平和研究・教育機関ネットワーク会議委員
  • 広島国際大学保健医療学部長
  • 大学機関別認証評価 大学評価員
  • 国立病院九州がんセンター 放射線取扱主任者
  • 国利病院熊本病院     放射線安全管理責任者
  • 国立療養所福岡南病院 放射線取扱主任者
  • 国立病院機構長崎医療センター 放射線取扱主任者
  • 国立病院機構福岡東医療センター 放射線取扱主任者
  • 広島国際大学 放射線取扱主任者

臨床経験

がん放射線治療の臨床経験は豊富でわが国では随一です。病院ではさまざまな患者のがんと闘ってきました。「がん」は病の皇帝といわれます。臨床現場では、病の皇帝「がん」との戦争で勝利したときも負けたときもありました。特に、小児患者のがんとの闘いに十分な力を尽くせなかった時には涙を流したこともありました。現在、この貴重な臨床経験と理論を合わせて、多くの優秀な診療放射線技師の育成をめざして放射線治療技術学のノウハウを熱心に授業しています。

病院時代は国家公務員であったために多くの施設に転勤をしました。国立病院九州がんセンターをはじめに、国立熊本病院、国立療養所南福岡病院、国立熊本病院を経て、また国立病院九州がんセンターに、それから国立病院機構長崎医療センター、国立病院機構福岡東医療センターを経て、現在の広島国際大学に赴任しました。従って、放射線治療のさまざまな臨床経験と理論の両方で、「放射線治療技術のホンマモンの授業」を学生に行っています。

担当授業

◆ 現在の大学での担当授業

大学1年次 チュートリアル、患者接遇論、IPE
大学2年次 なし
大学3年次 放射線治療技術学I・II、放射線計測学実験、臨床実習I
大学4年次 放射線機器安全管理学、放射線科学演習II、臨床実習II(カンファランス含む)、卒業研究
大学院前期 放射線治療技術学特論、放射線計測工特論
大学院後期 放射線影響生物学演習

◆ 元大学で担務していた授業科目

大学1年次 放射線科学演習I
大学2年次 放射線保健管理学
大学3年次 放射線計測学、リスクマネジメント

国家試験

学科全体で3年次から診療放射線技師の国家試験対策は徹底して行っています。月1度の割合で実力試験を行い、実力を評価しています。また、国家試験問題の参考書を出版し、学生の実力の向上に努めていています。その結果、本大学は例年非常に高い合格率を得ています。

就職・進学

◆ 就職

学生の就職活動は積極的に行っています。九州地区・中四国地区の病院に対して見学実習、推薦書の作成、就職依頼を実施し、学生が満足できるように取り行っています。熊谷ゼミの就職率は例年100%です。

◆ 進学

熊谷ゼミからは非常に多くの大学院進学者が出ています。本大学院の場合では学生の指導教員となり、研究と修士論文の指導を行っています。また、他の国立大学への大学院進学希望者にも、受験指導等を行い合格させています。

著 書

多くの書籍を出版してきました。他に類を見ません。

  1. 放射線管理学(共著、通商産業研究社)
  2. 放射線機器工学(共著、南山堂)
  3. 放射線医療技術学叢書 「放射線治療技術マニュアル」(共著、日本放射線技術学会出版委員会)
  4. 事例から学ぶ医療事故防止(共著、日本評論社)
  5. 診療放射線技術選書 放射線治療技術 改訂4版 (共著、南山堂)
  6. リスクマネジメント(共著、医療科学社)
  7. 放射線治療における誤照射事故防止指針(共著:日本放射線技術学会出版委員会)
  8. 外部放射線治療における保守管理マニュアル(共著:日本放射線技術学会出版委員会)
  9. 医療法における放射線遮へい計算申請実務マニュアル(単著、医療科学社)
  10. 医療安全ための放射線治療手順マニュアル(共著、日本放射線技師出版会)
  11. 医療安全学(共著、医療科学社)
  12. 放射線治療における安全確保に関するガイドライン(共著、日本放射線技師出版会)
  13. 放射線治療における高エネルギー電子線の吸収線量測定マニュアル(単著、日本放射線技師出版会)
  14. 医療安全のための放射線治療計画装置の運用マニュアルー受入れ試験から日常管理までー(単著、日本放射線技師出版会)
  15. 放射線治療技術学(共著、オーム社)
  16. 放射線機器品質管理実践マニュアル 外部放射線治療装置(共著、日本放射線技師出版会)
  17. 放射線治療技術の標準(共著、日本放射線技師出版会)
  18. 診療放射線技師プロフェショナル(共著、文光堂)
  19. がん治療を支えるチーム医療ー診療放射線技師ー(単著、ピラールプレス)
  20. 新・医用放射線技術実験 第2版 基礎編(共著、共立出版株式会社)
  21. がん放射線治療技術マニュアル(編著、ピラールプレス)
  22. 放射線被ばくを知っていますかー放射線被ばくの危機管理ー(単著、ピラールプレス)
  23. 放射能が降ってきたの(絵本)(単著、ピラールプレス)
  24. 放射線医用辞典(共著、共立出版株式会社)
  25. 外部放射線治療装置の品質保証・品質管理(編著、ピラールプレス)
  26. 図解 診療放射線技術実践ガイド(共著、文光堂)
  27. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 放射化学(共著、ピラールプレス)
  28. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 診療画像機器学(共著、ピラールプレス)
  29. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 診療画像検査学(共著、ピラールプレス)
  30. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 核医学検査技術学(共著、ピラールプレス)
  31. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 放射線治療技術学(共著、ピラールプレス)
  32. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 医用画像情報学(共著、ピラールプレス)
  33. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 放射線生物学(共著、ピラールプレス)
  34. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 放射線物理学(共著、ピラールプレス)
  35. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 医用工学(共著、ピラールプレス)
  36. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 放射線計測学(共著、ピラールプレス)
  37. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 X戦撮影技術学(共著、ピラールプレス)
  38. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 画像工学(共著、ピラールプレス)
  39. 2015年度版診療放射線技師国家試験過去問題集 放射線管理学(共著、ピラールプレス)
  40. 受験生の皆さん、医療を支える診療放射線技師になろう(単著、ピラールプレス)
  41. がんの放射線療法(上)(単著、ピラールプレス)
  42. がんの放射線療法(下)(単著、ピラールプレス)
  43. 放射線治療技術のハンドブック(単著、オーム社、校正中)
  44. 診療放射線技師学生・大学院生のためのペーパの書き方(単著、オーム社、校正中)
  45. 診療放射線技師 国家試験問題集 (共著 メジカルビュー 校正中)

主な論文

  1. 透過型線量計による被曝管理
  2. 治療時の技術的諸問題
  3. コリメータの形状変化による電子線の線量分布
  4. チェレンコフ光によるパルス放射線の出力波形測定
  5. ハイパーサーミア
  6. 気管の腺様嚢胞癌に対して外部照射及び腔内照射した11例
  7. 高エネルギー6MVX線治療における二次電子除去フィルターの評価
  8. Evaluation of Secondary electron filter for removing contaminant electron from high-energy 6MV X-ray beam.
  9. 九州地区の放射線治療研究会
  10. 放射線治療用ファントム
  11. 高エネルギー電子線の線量測定法
  12. 九州地区における固定具、補助具の現状 ー放射線治療精度向上への工夫ー
  13. 電子線の吸収線量測定についての一考察 ー各種電離箱線量計の吸収線量変換係数ー
  14. 電子線の吸収線量測定についての一考察 ー平均入射エネルギーの決定法ー
  15. 簡単な近似法による不整形照射野の照射野係数
  16. 高エネルギー電子線治療の線量測定マニュアル
  17. 電子線の吸収線量測定についての一考察 ー吸収線量測定の簡便法ー
  18. 電子線治療における吸収線量測定のプロトコル(1) ー簡略化手順による吸収線量測定ー
  19. 電子線治療における吸収線量測定のプロトコル(2) ー患者の治療に必要な線量測定法ー
  20. 高エネルギー電子線における小照射野アプリケータの出力係数
  21. 子宮頚癌の高線量率腔内照射における簡便な標準的照射条件設定について
  22. Total Body Irradiation (TBI) Technique with Long SAD
  23. リニアック10MVX線における肺の線量補正
  24. リニアック10MVX線を用いた前後左右4門照射による全身照射法
  25. 放射線治療技術の標準化のための線量評価法の実態調査 ー特に投与線量の表示法について
  26. 喉頭癌の放射線治療
  27. 標準測定法の電子線エネルギーの問題点
  28. Various Problem of Dosimetry Regarding Radiotherapy ーMeasurement Theory and Clinical Applicationsー、Summary by Chairman
  29. Various Problem of Dosimetry Regarding Radiotherapy ー Measurement Theory and Clinical Applicationsー、Dosimetry for Radiotherapy.
  30. 6MVX線における全身照射法 ー人体ファントム中の線量分布ー
  31. 標準測定法におけるX線エネルギーの問題点
  32. 膀胱癌の放射線治療
  33. 放射線治療用測定ファントム
  34. 難治性白血病の骨髄移植を前提とした全身照射法の研究(第1報)ー照射法の変遷とTBI技術ー
  35. 難治性白血病の骨髄移植を前提とした全身照射法の研究(第2報)ーLong SAD法における治療装置の物理的特性ー
  36. 難治性白血病の骨髄移植を前提とした全身照射法の研究(第3報)ー人体ファントム中の線量分布ー
  37. 難治性白血病の骨髄移植を前提とした全身照射法の研究(第4報)ー補償具及び固定具ー
  38. 難治性白血病の骨髄移植を前提とした全身照射法の研究(第5報)ー全身照射法の実際ー
  39. 難治性白血病の骨髄移植を前提とした全身照射法の研究(第6報)ー投与線量の解析(患者の透過線量の測定ー
  40. 難治性白血病の骨髄移植を前提とした全身照射法の研究(第7報)ー投与線量の解析(患者の 食道・直腸内の吸収線量測定ー
  41. 難治性白血病の骨髄移植を前提とした全身照射法の研究(第8報)ーTBIにおける照射記録簿の作成ー
  42. 難治性白血病の骨髄移植を前提とした全身照射法の研究(第9報)ーTBI治療時における落下菌 テストー
  43. 難治性白血病の骨髄移植を前提とした全身照射法の研究(第10報)ー移植片対宿主病予防のための血液照射ー
  44. 放射線治療における高エネルギー電子線の線量測定法と問題点
  45. 放射線治療の極意(1)
  46. 放射線治療の極意(2)
  47. 放射線治療の極意(3)
  48. 放射線診療部門における危機管理の研究(1) ー受付業務、一般撮影、ポータブル撮影、造影検査、血管造影ー
  49. 放射線診療部門における危機管理の研究(2) ーCT検査、MRI検査、核医学検査、放射線治療、超音波検査ー
  50. 放射線診療部門における危機管理の研究(3) ー患者の質問と苦情ー
  51. A study of risk management for a department of Radiology ー(part 1) Medical injury prevention and risk managementー
  52. A study of risk management for a department of Radiology ー(part 2) Accident cases due to mistakes of receptionist, plain radiographic techniques and ward radiographic techniquesー
  53. A study of risk management for a department of Radiology ー(part 3) Accident cases due to contrast radiographic techniques, angiography, CT, and MRIー
  54. A study of risk management for a department of Radiology ー(part 4) Accident cases due to nuclear medicine, radiotherapy and ultrasonographyー
  55. A study of risk management for a department of Radiology ー(part 5) Medical troubles due to patients question and complainsー
  56. 放射線診療におけるリスクマネジメントの研究 第1報リスクマネジメントのあり方
  57. 放射線診療におけるリスクマネジメントの研究 第2報リスク事例の調査と分析
  58. 放射線診療におけるリスクマネジメントの研究 第3報 リスク事例
  59. 放射線診療におけるリスクマネジメントの研究 第4報 リスク事例のドキュメント
  60. 放射線診療におけるリスクマネジメントの研究 第5報 医療事故防止対策
  61. 放射線診療におけるリスクマネジメントの研究 第6報 トラブル発生時の対応
  62. 子宮頚癌の放射線治療
  63. CTガイド下法の実際と問題点
  64. ディカルコミニュケーションエラー 第1報 発生事例とその原因
  65. メディカルコミニュケーションエラー 第2報 問題解決法と基礎的分析
  66. 全国放射線治療施設の1999年定期構造調査結果
  67. 放射線治療装置の保守管理 ーユーザの言い分「日立メディコに対してー
  68. 原体照射法の基礎
  69. 放射線治療用高エネルギー電子線における不均質組織ファントム中の線量分布の検討
  70. リスクマネージメントを最大限考慮した組織のあり方
  71. 21世紀の放射線治療はこう変わる ー新技術の展望と次世紀への期待ー
  72. 21世紀の放射線治療はこう変わる ー最新の放射線治療技術IMRTー
  73. 最先端医用画像シリーズ:ネットワ ーク型医療の連携
  74. 当院における放射線画像情報ネットワ ークシステムの構築
  75. 放射線業務のリスクマネジメント ー効果的な安全管理体制を構築するためにー
  76. 放射線治療における誤照射事故防止
  77. 放射線部のリスクマネジメント ー誤照射事故防止のための電子線測定法の新たな提案ー
  78. 放射線業務における医療事故防止に関する学術調査 第一報リスク事例の調査分析
  79. 放射線業務における医療事故防止に関する学術調査 第二報一般撮影、ポータブル撮影、透視造影検査、血管造影検査のリスク事例
  80. 放射線治療における事故事例と事故防止対策 ー誤照射事故の立ち入り調査の教訓ー
  81. 放射線業務における医療事故防止に関する学術調査 第三報CT検査、MRI検査、核医学検査、放射線治療のリスク事例
  82. 放射線業務における医療事故防止に関する学術調査 第四報苦情質問について
  83. 誤照射事故防止のための新しい電子線測定プロトコルの提案と認定技師制度の充実
  84. 診療放射線技師からみた放射線治療・リスク管理
  85. 電子線の吸収線量評価の高度化に関する研究
  86. 日本放射線腫瘍学会の認定放射線治療技師制度
  87. 診療放射線技師の経営戦略 (5)診療放射線技師の意識改革
  88. 放射線治療事故を今後にどういかすか ー第17回学術大会シンポジウム5のまとめー
  89. 医療用標準線量国際比較 ー吸収地区センターとカナダ(NRCC)の相互比較ー
  90. 標準測定法01によるファーマ型電離箱の校正点の吸収線量の評価
  91. 標準測定01による平行平板形型電離箱の校正点吸収線量の評価
  92. いま必要なリスクマネージメントとは ー放射線治療機器の安全への取り組みー
  93. 医療安全対策の取り組み(平成15~17年度)
  94. 高エネルギー光子及び電子線における吸収線量の国際比較に関する研究
  95. 新旧JARP標準測定法に従った種々の円筒形及び平行平板形電離箱の校正点吸収線量の評価に関する研究班報告
  96. 放射線業務における安全管理の実態調査(平成17年度)
  97. 厚生労働省科学研究費補助金研究報告書(医療安全・医療技術評価総合研究事業)医療機関における放射線安全確保に関する研究(課題番号:H16-医療・一般-009)平成16年度~18年度 総合研究報告書
  98. 科学技術分野の課題に関する第一線研究者の意識定点調査(第1期)(平成21年)
  99. 医療安全対策の取り組み(平成18年度)
  100. 放射線治療における人材不足とその育成
  101. 医療安全対策の取り組み(平成19年度)
  102. 科学技術分野の課題に関する第一線研究者の意識定点調査(第2期)(平成22年)
  103. 放射線治療技術制度管理の訪問調査とQA指導
  104. 厚生労働省科学研究費補助金研究報告書(地域医療基盤開発推進研究事業)医療放射線の安全確保に関する研究(H19-医療-一般003)
  105. RALSの治療技術と臨床
  106. 外部照射装置の日常点検のあり方
  107. がん放射線治療の安全は診療放射線技師の手の中に
  108. An ideal method of QA/QC in the medical electron accelerator
  109. 専門技師の認定制度ガイド 安心・安全・高度なチーム医療のために ―放射線治療専門技師―
  110. 厚生労働省科学研究費補助金研究報告書(地域医療基盤開発推進研究事業)医療放射線の安全確保に関する研究(H19-医療-一般003)
  111. 科学技術分野の課題に関する第一線研究者の意識定点調査(第3期)
  112. 切らずに治す放射線治療 ー放射線治療機器と放射線の集中性ー
  113. 切らずに治す放射線治療 ー肺がんの放射線治療ー
  114. 乳がんの放射線治療
  115. 前立腺がんの放射線治療 ー強度変調照射法(IMRT)を中心にー
  116. 切らずに治す放射線治療 ー子宮頸がんの放射線治療ー
  117. QA/QC for the medical electron accelerator in the radiotherapy.
  118. EPIDの品質保証・品質管理の実際
  119. 医用リニアックのIGRTの品質保証・品質管理の実際
  120. 日本におけるがん放射線治療の実態の解明
  121. 第1回放射線治療における品質管理の米国研修
  122. 福岡県内における外部放射線治療装置の出力線量の第三者評価に関する検討
  123. 医療用リニアックの標準的な日常点検の実際
  124. RALSの治療手順と実際
  125. 訪問施設による医用リニアックのX線出力測定
  126. 第2回放射線治療における品質管理の米国研修
  127. リニアックにおける電子ポータル画像照合装置の品質保証・品質管理
  128. 放射線治療計画の基本について
  129. 外部放射線治療装置の品質保証・品質管理におけるQCツールの有用性
  130. がん放射線療法の副作用と治療費 ー肺がんー
  131. がん放射線療法の副作用と治療費 ー乳がんー
  132. がん放射線療法の副作用と治療費 ー子宮頸がんー
  133. 放射線治療の進歩と将来展望 ー診療放射線技師がめざしていくものは何かー
  134. がん放射線療法を担う診療放射線技師
  135. 放射線治療計画装置のコミッショニング
  136. 外部放射線治療装置の臨床的品質管理について
  137. 電子ポータル画像照合装置を用いたリニアックの品質管理
  138. リスクマネジメントと品質管理
  139. 外部照射 ー放射線計測ー
  140. 外部照射 ー品質管理、品質保証ー
  141. 米国における放射線治療の品質保証・品質管理の現状
  142. 診療放射線技師に求められる記録の書き方
  143. わが国の病院に医学物理士はいるか

その他の報告

  1. 放射線治療研究会雑誌
  2. 放射線治療セミナー(基礎コース)テキスト 上巻
  3. 放射線治療セミナー(基礎コース)テキスト 中巻1
  4. 放射線治療セミナー(基礎コース)テキスト中巻2
  5. 放射線治療セミナー(基礎コース)テキスト下巻
  6. 放射線障害予防法取扱主任者登録定期講習会テキスト
  7. 翻訳:ICRU REPORT 23: Measurement of Absorbed Dose in a Phantom Irradiated by a Single Beam of X or Gamma Rays(1973)「X線またはγ線の一門照射によるファントム中の吸収線量測定」
  8. 翻訳:ICRU REPORT 24:Determination of Absorbed Dose in a Patient Irradiated by Beams of X or Gamma Rays in Radiotherapy Procedures(1976)
  9. 翻訳:ICRU REPORT 29:Dose Specification for Reporting External Beam Therapy with Photons and Electrons(1978) 光子および電子線による体外照射治療報告のための線量明記」
  10. 翻訳:ICRU REPORT33:Radiation Quantites and Units(1980)「放射線(能)の量と単位」
  11. 翻訳:ICRU REPORT34:The Dosimetry of Pulsed Radiation(1982) [パルス放射線の測定]
  12. 翻訳:ICRU REPORT38:Dose and Volume Specification for Reporting Intracavitary Therapy in Gynecology(1985)「婦人科における腔内照射治療報告のための線量と容積の明記」
  13. 翻訳:ICRU REPORT50:Prescribing, Recording, and Reporting Photon Beam Therapy(1993) 「光子線束治療の規定、記録、そして報告」
  14. 保健衛生の向上を願って第57回保健文化賞受賞者業績
  15. スーパテクノロジストを語る
  16. 専門技師制度とスーパテクノロジスト ー未来の診療放射線技師を目指して
  17. 高スキルの放射線技師を確保する
  18. 放射線治療専門放射線技師の育成
  19. 放射線治療専門放射線技師の今後
  20. 平成20年度診療報酬改定についてー放射線治療ー
  21. がんの放射線治療を支える診療放射線技師
  22. 放射線治療の品質保証・品質管理と診療放射線技師(改訂1)
  23. 医用電子加速装置のルーチン品質保証・患者の安全はあなたの手の中にー(改訂1)
  24. リニアックの緊急時対応の保守点検(改訂1)
  25. 放射線治療の品質保証・品質管理と診療放射線技師(改訂2)
  26. 医用電子加速装置のルーチン品質保証・患者の安全はあなたの手の中にー(改訂2)
  27. リニアックの緊急時対応の保守点検(改訂2)
  28. 放射線治療の品質保証・品質管理と診療放射線技師
  29. 医用電子加速装置のルーチン品質保証・患者の安全はあなたの手の中にー(改訂2)
  30. リニアックの緊急時対応の保守点検(改訂2)
  31. 第10回放射線治療セミナー報告
  32. 第11回放射線治療セミナー報告
  33. 第12回放射線治療セミナー報告
  34. 第13回放射線治療セミナー報告
  35. 第14回放射線治療セミナー報告
  36. 第15回放射線治療セミナー報告
  37. 第16回放射線治療セミナー報告
  38. 第17回放射線治療セミナー報告
  39. 第18回放射線治療セミナー報告
  40. 第19回放射線治療セミナー報告
  41. 第20回放射線治療セミナー報告
  42. 第21回放射線治療セミナー報告
  43. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第1回 がん対策基本法施行にあたり診療放射線技師は何をすべきか
  44. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第2回 がん対策への寄与をめざす診療放射線技師は何をすべきか
  45. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第3回 国民の目に映る診療放射線技師とは
  46. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第4回 放射線治療の安全確保に大きく貢献してきた診療放射線技師
  47. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第5回 国のがん戦略にどのように対応していくべきか
  48. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第6回 がん撲滅のための放射線治療専門放射線技師の高度専門教育
  49. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第7回 放射線治療における診療報酬の適正評価ー施設基準について―
  50. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第8回 診療放射線技師の品格
  51. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第9回 診療放射線技師の品格(2)
  52. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第10回 診療放射線技師の品格(3)
  53. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第11回 診療放射線技師の品格(4)
  54. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第12回 診療放射線技師の品格(5)
  55. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 第13回 診療放射線技師の品格(6)
  56. シリーズ がん対策基本法と診療放射線技師 最終回 診療放射線技師の品格(7)
  57. 第5回がん医療における放射線治療の品質管理高度専門教育セミナーを開催して
  58. 第6回がん医療における放射線治療の品質管理高度専門教育セミナーを開催して
  59. 第8回がん医療における放射線治療の品質管理高度専門教育セミナーを開催して
  60. 第10回がん医療における放射線治療の品質管理高度専門教育セミナーを開催して
  61. 第12回がん医療における放射線治療の品質管理高度専門教育セミナーを開催して

研究班活動

  1. ICRU抄訳検討班(日本放射線技術学会)
  2. 放射線治療における照射技術の基準化検討班(日本放射線技術学会)
  3. 難治性白血病の骨髄移植を前提とした全身照射法の研究班(日本放射線技師会)
  4. 医療現場におけるリスクマネージメントのあり方ついての研究班(国立療養所地区・管理研究)
  5. 放射線診療におけるリスクマネージメントの研究ーリスク事例と医療事故防止対策ーの研究班(国立療養所地区・管理研究)
  6. 放射線治療における高エネルギー電子線の線量計算プログラムソウフトの開発の研究班(日本放射線技師会)
  7. 放射線治療用高エネルギー電子線における不均質組織ファントム中の線量分布の検討班(政策医療進行財団)
  8. 放射線業務における医療事故防止に関する研究班(日本放射線技術学会)
  9. 新旧JARP標準測定法に従った種々の円筒形及び平行平板形電離箱の校正点吸収線量の評価に関する研究班(日本放射線技術学会)
  10. 高エネルギー光子線における吸収線量の国際評価に関する研究班(日本放射線技術学会)
  11. 放射線治療精度管理の訪問調査とQA指導班(日本放射線技術学会)
  12. 放射線業務における安全管理の実態調査班(日本放射線技術学会)
  13. 医療機関における放射線安全の確保に関する研究(厚生労働省科学研究費)
  14. Wed-baseによる放射線治療技師教育のための手法と素材の調査研究(日本放射線技術学会)
  15. 医療放射線の安全確保に関する研究(厚生労働省科学研究費)
  16. 医用電子加速装置の品質保証・品質管理の高度化に関する研究(広島国際大学)
  17. 医用電子加速装置の品質保証・品質管理の高度化に関する研究ー線量管理綱目および 幾何学的精度管理綱目の手法の解明と確立ー(広島国際大学)
  18. 医用電子加速装置のマルチリーフコリメータの品質保証・品質管理に関する研究(広島国際大学)

社会貢献活動

放射線治療は悪性治療などの有力な治療法であり、患者の生命の質に大きく寄与しています。放射線治療の原則は、人体のがん病巣に放射線を集中させ、処方線量どおりに正確な線量を投与することです。このためには、診療放射線技師は、(1)専門的な知識と技術を高め、より高度な放射線治療を円滑に行うこと、(2)患者の全般的な安全性と快適性に配慮して、確実な位置決め照準と適切な投与線量の照射を行うこと、(3)放射線治療における高度な放射線計測を修得し、実行すること、(4)放射線治療装置等の品質保証・品質管理を修得し、実行すること、(5)放射治療分野の放射線安全管理を適切に実行すること、(6)放射線治療における医療安全を企画・立案し、実行することなどの放射線治療技術が要求されます。そこで、ボランティア活動として昭和61年に放射線治療研究会活動を開始し、平成28年の現在まで30年間、診療放射線技師に対して高度な放射線治療技術を修得させるために、毎年積極的に地区研修会、合宿セミナーの開催、放射線治療研究会雑誌および放射線治療テキストなどの発行などを行うと同時に、全国的にも放射線治療研究会、(公社)日本放射線技術学会、(公社)日本放射線技師会、日本放射線治療専門診療放射線技師認定機構、広島国際大学の各学会・団体においてリーダシップを発揮し、学術講演会、セミナー、実習等の生涯教育活動を行ってきました。医療環境の急激な変化に対応しつつ、がん患者への質の高い医療技術の提供に指標を置くとともに医療事故防止対策に力を注ぎ、医療従事者個人の努力に依存した事故防止対策ではなく、組織全体としての医療事故防止の取り組みを推進してきました。

1.具体的な活動内容

がん患者に対する高度な放射線治療技術の提供、および過剰照射などの医療事故防止のために放射線治療研究会をはじめとする様々な関連団体等で積極的な教育活動を行い、国民の健康増進と福祉に寄与してきました。

1-1.放射線治療研究会のボランティア活動(昭和61年10月~現在)

昭和61年に放射線治療研究会を立ち上げ、現在まで30年間にわたり「放射線治療の基礎から臨床まで」を標榜し、放射線治療学の向上をめざした活動を行ってきました。活動は最新放射線治療技術の研鑽、各治療施設が治療現場で抱えている問題点の検討、ページェントケアなど患者の視点に立ち、臨床現場に役立つ一貫した内容に取り組んでいます。また、診療放射線技師の卒後教育・生涯教育の提供の場としての活動の意義も大きく、医療人として倫理に立脚してがん患者の治癒に寄与すべく高度な放射線治療技術の修得が可能な活動を推進してきました。
活動内容は次のとおりです。

  1. 放射線治療研究会の開催(年2回):現在まで60回開催、放射線治療の臨床、放射線測定法、品質保証・管理、最新放射線治療技術、治療現場の現況と問題点、医療事故防止など.
  2. 放射線治療セミナー(基礎コース):年1回、1泊2日の合宿研修会、22回開催
  3. 放射線治療研究会雑誌の発行:第29巻発行
  4. 記念誌:「放射線治療研究会10年の歩み」、「放射線治療研究会30年の歩み」発行
  5. 放射線治療に関する国際勧告文(ICRUレポート)の翻訳:ICRUレポート38、51
  6. 各治療施設の構造調査・人的調査・治療実績調査:治療施設、スタッフの業務状況、治療設備(治療装置、位置決め装置、治療計画装置、測定気、品質管理用具等)、治療症例数等の調査
  7. 医療用線量標準センターによる線量計校正への事業協力:九州地区2カ所の線量測定標準センターと共同で各施設の治療用線量計の校正の実施
  8. (公社)日本放射線技術学会放射線治療分科会セミナーとの合同開催
  9. 広島国際大学における社会人教育ーがん医療における放射線治療の品質管理専門教育ーの実施、その他

1-2.(公社)日本放射線技術学会のボランティア活動(昭和61年4月~現在)

昭和61年以来、放射線治療分科会委員および会長として、がんの放射線治療の向上をめざし、学術的かつ専門的な治療技術者集団を育成するために全国的活動を展開してきました。学会の約17,000人の構成員はほとんどが診療放射線技師ですが、日常の患者の放射線治療に携わっている専門治療技師が少ないことを重視し、臨床現場での疑問点の解決、最新治療学の提供、教育研修・セミナーの開催、ワーキンググループの結成、関連学会への学術協力、出版物などの資質向上の幅広い活動を行ってきました。また、放射線治療専門技師認定制度を発足させ、被認定者を高度な治療技術レベルを有する専門技術者としての確立を行いました。また、放射線治療における医療事故を防止するために、「放射線治療における誤照射事故防止指針」を編著し、全国の放射線治療に関わる技師、医師に事故防止の周知徹底を図ってきました。現在でも、栄誉理事として活動しています。

1-3.(公社)日本放射線技師会のボランティア活動(平成 7年4月~現在)

患者や医療従事者だけでなく、国民の願う医療事故予防をめざし、より安全な医療を医療現場に提供するような仕組作りに貢献しました。また、現在も医療事故防止のための活動を行っています。

1-4.広島国際大学における社会人教育ーがん医療における放射線治療の品質管理専門教育ー(平成21年3月~平成28年3月)

2009年から社会人の診療放射線技師に帯するがんプロフェショナル医療人教育を開始し、大きな成果を上げてきました。

2.活動の成果

様々な団体のボランティア活動を通じて高度な放射線治療技術を学びとる継続的な研修、実習、セミナー等の教育システムを構築し、診療放射線技師の資質の向上に推進し、国民の健康と福祉および医療安全に大きな成果を上げてきました。

2-1.放射線治療研究会のボランティア活動の成果

放射線治療研究会の活動は、約30年間の研究会活動において延べ10,000人以上の診療放射線技師が専門教育を受け、臨床現場において高度な放射線治療技術の提供を可能にしました。また、特に研究会出席者の施設において誤照射事故の報道がないことから分かるように放射線治療の安全文化の醸成にも大きく寄与しています。放射線治療セミナーでは受講者が毎年30人に限定されるものの、徹底したスクール形式のトレイニングコースを実施し、延700人が講義と演習を受講し、リーダの育成を行ってきました。また、研究会の発足10年後には「10年の歩み」および研究会の発足30年後には「30年の歩み」を編纂するなど大きな成果を上げています。

2-2.(公社)日本放射線技術学会のボランティア活動の成果

わが国の病院における放射線技術者集団として最大の規模を誇り、理事、放射線治療分科会会長、および委員、会員として30年間にわたり放射線治療技術の発展に尽くし、学術、会誌の発行、セミナーの開催、地区研究会への支援、刊行物の翻訳、海外との交流、医療事故防止などに大きな成果を上げてきた。わが国の放射線治療施設は約800施設あるといわれますが、約150人の治療を専門とする診療放射線技師を認定してきました。また、最先端技術の提供や臨床現場での問題点などの解決などを図り、最適な放射線治療が実施できるように成果を上げてきました。また、2001年の関東地区での過剰照射事故の教訓を受けて「放射線治療における誤照射事故防止指針」を編著し、わが国の放射線治療事故防止に多大な成果を上げてきました。

2-3.(公社)日本放射線技師会のボランティア活動の成果

平成9年に、わが国で最初となる放射線診療における事故防止の分析調査を実施し、リスク原因の分析に基づく防止策を作成し、診療現場の事故防止に役立つ成果を上げています。

2-4.広島国際大学における社会人教育 ーがん医療における放射線治療の品質管理専門教育ー

下記を目的として2009年から社会人の診療放射線技師に対するがんプロフェッショナル医療人教育を開始しました。

  1. 卒前臨床教育・卒後臨床研修の各段階において適切な教育・研修が実施されるよう必要な措置を講じるとともに、これらの分野の人材育成と専門的な教育研究体制の充実を図る。
  2. 放射線治療の品質管理が十分に実施されるよう適切な措置を講ずるとともに、合わせて専門的な人材育成に努める。
    臨床現場では、チーム医療が優先され、診療放射線技師の責任が増しています。
    そこで、診療放射線技師は病の皇帝といわれる「がん」の根絶に力を担うような人材の育成を今日まで行ってきました。本教育セミナーで修得された内容を、放射線治療のレバルの質の向上、がん医療の均てん化、および医療安全確保のために患者の診療にフィードバックされています。

3.将来における活動計画

がんを治癒させることは患者だけなく、医療従事者や国民の願いでもあります。がんの放射線治療は的確な照射技術の実施と処方線量どおりの正確な線量投与が必要です。近年、放射線治療装置にコンピュータ制御技術が導入され、高度な照射法が可能になりましたが、反面、診療放射線技師による高度な治療技術が要求され、治療技術水準を維持・向上させるための手法が重要になってきました。そのためには、放射線治療に携わる診療放射線技師に対してさらなる高度専門教育を継続的かつ統合的に実施する必要があり、同時に放射線治療を取り巻く社会的・経済的要因を考慮しつつ放射線治療における医療安全の確保にも努めなければなりません。これまでの放射線治療の資質の向上と医療事故防止をめざして診療放射線技師の高度専門教育活動を積極的に推進してきましたが、将来に向けてさらなる活動を加速していく必要があります。
そこで、長期的な展望に立ち、将来に向けた放射線治療の資質の向上をめざしたボランティア活動計画を述べます。

  1. がん患者の放射線治療成績を向上させるために、わが国における診療放射線技師に対する高度専門教育を統一的、かつ系統的に実施し、放射線治療専門技師の認定教育を継続的に推進していく。
  2. 社会情勢や医療の変革期に対応して放射線治療の学術性を向上させるための努力を行い、がん患者の立場に立った診療放射線技師の卒後教育・生涯教育をめざす。
  3. 放射線治療研究会による地区活動は、臨床業務が多忙で全国学会等に出席できない診療放射線技師を対象にして、放射線治療技術の教育活動を草の根的に徹底して行うとともに、将来に向けた指導者の人材育成を続けていく。
  4. 関連学会等での全国的な活動でも、放射線治療における最新放射線治療学の提供や情報交換・発信に努め、臨床現場にそれが的確に反映され、患者のがん治療に役立つような活動を押し進める。
  5. わが国において統一された放射線治療専門技師認定機構の事業を積極的に活動することによって、診療放射線技師の高度教育と実習を継続的に行い、放射線治療技術の資質の向上と治療施設のレベルの向上をめざす。また、徹底した医療事故防止の教育も行い、患者に安全な放射線治療を実施していくことをめざす。
  6. 関連学会、認定機構、地区研究会などの放射線治療に関する横断的な組織を機能的に結びつけ、新たな枠組みで活動を活性化し、高度な放射線治療を提供する仕組みの構築をめざす。
  7. 放射線治療以外の他分野、他職種、他施設と連携して行う情報交換、研究とその展開を図る。
  8. 臨床技術の発展に対して、社会やそれぞれの治療施設に還元できる体制作りの強化を行う。
  9. 放射線治療技術、がんの臨床、治療計画、線量測定、品質管理、医療安全、放射線安全管理などの専門書のテキスト化を行い、学ぶ者に還元する。
  10. 放射線治療に関する一般社会からの質問・意見に対する場を提供する。

わが国の放射線治療の実情に合わせ、世界に類を見ない高度な放射線治療専門技師集団を育成し、また、その専門認定制度を充実させると同時に、アジア・欧米諸国との共同認定制度をめざしていくことも重要になります。また、世界的な放射線治療技術レベルの向上を図り、人類の福祉に貢献していく必要があります。

研究会活動

放射線治療研究会
放射線治療研究会
放射線治療専門技師講習会
放射線治療専門技師講習会
放射線治療研究会雑誌
放射線治療研究会雑誌
セミナーテキスト
セミナーテキスト
セミナー講義
セミナー講義
セミナー実習
セミナー実習

新聞報道記事

社会には定年制度があります。私が広島国際大学で講義できるのは2019(平成31)年3月までです。したがいまして、私の放射線治療技術学の講義を受講できるのは、現在(2017年)の3年生と2年生までです。
今後、がんの放射線治療技術学を修得し、がん医療のプロフェショナルとしての多くの診療放射線技師が携わっていくことを願っています。
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