2月20日、「瀬戸内イキイキ」プロジェクトの4年生が、これまでのプロジェクト活動で得た気づきや学びを後輩に伝える報告会を開催しました。

 

報告したのは、幹部メンバーとして活動の中核を担ってきた5人(吉屋寿則さん、小柳なつきさん、島田恵里さん、髙田美緒さん、御園生愛美さん)。プロジェクトが立ち上がった当時、1年生だった彼らは先輩の背中を見ながら活動に参加し、2・3年生になると中心になって活動の幅を広げてきました。
まずは5人が事前に、活動を振り返りながらラベルワークした内容を発表しました。幹部という立場でプロジェクトの発展に尽力した彼らは、メンバー間で目的・目標をしっかり共有しておくことが大切と説明。また現地では、住民と交流することでニーズを把握し、それを踏まえた活動を展開することで、医療専門職を目指す自分たちにとって不可欠なコミュニケーション能力や対応力が身についた、と述べました。
その後、5つのグループに分かれた各テーブルを5人がローテーションで回りながら、後輩とフリートークを行いました。
「島の人との出会いやかかわりが財産になった」
「何気ない言葉にもアンテナを張っておくことが大切」
など経験に基づいた言葉に後輩は、真剣に耳を傾けていました。

 

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ラベルワークした内容を示しながら説明 後輩に語り掛ける元リーダーの吉屋さん

 

2014年のプロジェクト発足時に社会福祉協議会の職員として活動を支援し、この日来賓として招かれた円光歩氏は、
「こんなに何年も継続して、振り返りまでしっかりとする大学生が、島で活動してくれているのは頼もしい。可能性の大きいプロジェクトだと思うので、今後の展開にも期待している」
とメンバーらにエールを送りました。
5人が活動を通して積み上げてきた思いは、報告会を通じて後輩にしっかりと受け継がれました。プロジェクトは今後も継続して、島を活性化する取り組みを続けます。

 

【「瀬戸内イキイキ」プロジェクトとは】
2014年、看護学科の学生を中心に発足。高齢化が進む瀬戸内の島々で、健康チェックや健康教育を通じて住民のイキイキした暮らしを支援し、島の活性化に取り組んでいます。現在は、大崎上島と豊島で活動しています。

 

広報室

 

 ※この記事はブログ「チャレンジプロジェクト」に掲載しています