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第8章 放射線の測定

放射線は「見えません」、「聞こえません」、「味も匂いもありません」、その上「触っても感じません」。つまり、我々の「五感」で感じることが出来ません。したがって、放射線を「測る」ためには、放射線を何か「我々のわかる信号」に変えてやる必要があります。放射線はある種の物質にあたると、物理的・化学的な反応を起こす場合があります。この反応を上手く利用することによって放射線を「測る」ことが出来ます。
たとえば放射線の起こす物理的な反応の一つに「電離作用」があります。これは物質を構成する原子をプラスの電荷を持ったイオンとマイナスの電荷を持った電子に分離する作用です(図8.1)。この電荷を上手く集めて電気信号に変えることにより放射線を「測る」ことが出来ます。また、「励起」といって原子を不安定にする作用もあります。電離や励起によって不安定になった原子が元へ戻ろうとするときに光を出す場合があります。これは「蛍光(シンチレーション)作用」と呼ばれ、このとき放射された光を測定して放射線を測ることもできます。

 

放射線の「電離作用」(広島国際大学)

 

 

放射線を測るには様々な装置がありますが、最もよく知られているものに「電離作用を利用した電離箱式サーベーメータ(図8.2)やGM計数管(ガイガーカウンタ)(図8.3)、蛍光を利用した「シンチレーション式サーベイメータ(図8.4)」があります。


GM計数管では放射線の種類やエネルギーを測ることはできませんが、比較的安価で、施設などからの放射線の漏洩や、放射能による汚染の検査、またその強弱を手軽に確認することができます。そのほか、化学反応を利用した検出器(線量計)も広く利用されています。また、環境放射線の測定や、個人の被ばく量を測定するポケットサイズの線量計など、その用途に応じて様々なタイプの測定機器が使われています。

 

放射線の測定(広島国際大学) 

 

放射線被ばくの話 ページ一覧

 第1章 放射線、放射能(放射性物質)
 第2章 放射線の利用
 第3章 放射線の防護方法
 第4章 自然放射線被ばくと人工放射線被ばく
 第5章 医療放射線被ばく(外部被ばくおよび内部被ばく)
 第6章 放射線障害(確定的影響および確率的影響)
 第7章 胎児期の影響
 第8章 放射線の測定
 第9章 Q & A

最終更新日:2011年11月16日