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受験生と診療放射線技師の話

第2章 診療放射線技師の業務独占の制度 

診療放射線技師は放射線診療の専門家です。現在のところ、大学卒業後の就職先は、病院、医療機器メーカなど豊富にありますが、厚生労働省が行う診療放射線技師国家試験に合格しなければ、診療放射線技師の職種につくことはできません。
医療はチーム医療で行うものです。チーム医療は、従来、医師を中心として行われていましたが、医療職種がお互い対等に連携して患者中心の医療を実現させようとするものです。現在の医療は複雑化かつ高度化され、医師だけで患者の高度診療はできません。そういう状況の中で診療放射線技師は医療職種としてチーム医療で診断から治療まで自分の責任と役割が担わされています。


診療放射線技師がチーム医療に貢献していくためには、医療人としての素養の獲得、診療放射線技師としての専門知識と技能の維持と向上、患者への安全の確保などが重要になります。そのためには、大学で受けた基礎知識に加えて社会人として高度専門知識を日々習得していかなければならないのです。高度専門医療職としての人材育成は、小手先だけの学習方法で容易にできるものではありません。重要なことは、大学での充実した講義、実験・演習、そして学内臨床実習、さらには病院で患者に接する臨床実習など充実した系統的なシステムによる教育です。当然、大学教員の豊富な臨床経験と専門性の高さも重要になります。また、放射線は、何でも透視をして見ることができます。どんなに厚い物でも硬い物でも透過力の強い放射線を用いれば、その中を覗くことができます。しかしながら、人間に照射しても見ることができないところがあります。それは、人間の「心」です。そのために、大学でしっかりとした教育を受けて、放射線に関する専門の知識や技能を習得するとともに、「患者への思いやり」の気持ちを育んでいかなければなりません。なぜなら、診療放射線技師は、患者の命をあずかる医療人であるからです。広島国際大学診療放射線学科は、これらの教育条件を十分に満たしています。それは、通常の診療放射線技師養成大学では見られない社会人の診療放射線技師に対応した「がん放射線療法における学び直し教育セミナー」を実施し、かつ教育効果を上げていることからも明らかなことです。


重要なことは、診療放射線技師の業務は多岐にわたりますが、人体に対する放射線の照射は医師、歯科医師、診療放射線技師以外では行うことができません。いわゆる、患者に放射線を照射する診療放射線技師の仕事は、無資格者が使用することを禁じる業務独占の行為であり、他の医療職種と大きく違っているのです。これについては後述しますが、このような診療放射線技師の独占業務や名称独占についてはあまり知られていません。

 

 

 

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最終更新日:2012年03月22日