環境衛生薬学研究室
環境保全と化学物質のリスクバランスを探求する。
杉原 数美
医薬品が環境を汚染している。こんな話を聞いたことがありますか。環境汚染物質といえば、工場や自動車などから発生しているというイメージがあるのですが、最近、私たちが病気を治療するために飲んだ医薬品や家畜やペットに与えた薬が河川などから検出されはじめました。医薬品は生理活性の強い化学物質です。
【私たちの健康に影響しないのかな?】
【川の生物への影響はどうなのだろう?】
【環境中で毒性のある化学物質に変化しないかな?】
いろいろな疑問が湧いてきます。
これら疑問の解明、さらには、私たちの健康を守るために必要不可欠な医薬品を使用しながら環境汚染を防止するにはどうすればいいか、をテーマに日々研究を行っています。
特に近年、在宅医療が推進され始め、多種多様な医薬品が家庭で使用されるようになってきました。医薬品の環境中への流出を防止するため、不要になった薬の適正な廃棄回収システムの提案も行っています。
これらテーマ以外に、以下についても研究を行っています。
「味噌をはじめとする食品成分の1H-NMRメタボローム解析」
「薬物代謝酵素の性差発現機構の解明と環境化学物質の影響調査」
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