2019年の『広島漢方研究会シンポジウム』は「鼻ノド」をテーマに、理事の4人による発表が行われました。中島正光教授(広島漢方研究会理事)は、1~2か月に1回風邪になるような、繰り返す風邪を漢方で完治させた例を話しました。この例では「荊芥連翹湯」という漢方処方を用い、その治療効果と投与方法などについて解説いたしました。荊芥連翹湯は解毒証体質に使われることが知られており、その解毒証体質についても解説が行われました。その他、シンポジストである鉄村努先生、山崎正寿先生、木原敦司先生が治療方法についての貴重な解説をされました。

聴講者からは、風邪の際の漢方治療について質問をいただき、風邪の治し方のポイントについて回答がなされました。多くの参加者も満足されたのではないかと思います。