薬を作る反応では、100%目的の物ができるわけでなく、不純物も同時にできます。そのような不純物は取り除かなくてはなりません。 そのための効率のよい分離・精製技術を研究しています。また、薬は体内で溶けることで吸収され、効果を発揮します。薬の溶け方は、薬分子そのものの形(構造)や、それらが集合したときの形(結晶)によって変わってきます。 さまざまな物理的測定法やコンピュータを駆使し、薬の形や結晶構造による溶解性の違いについて研究しています。