8月25、26日

JST主催の「未来の産業創造」を目指した国内最大規模の産学マッチングイベントが、東京ビッグサイトで2日間にわたり開催されました。本学代表者としてJSTに選出さた大坪忠宗准教授が「新規シアリダーゼ検出用蛍光組成物」という演題で出展し、多数の企業関係者と活発な情報交換を行いました。現在、本研究用試薬は大手臨床検査試薬メーカーである和光純薬工業から発売されており、インフルエンザウイルスの早期診断のみならず、抗ウイルス薬とセットに用いることにより、薬が効くか事前判別できる「コンパニオン診断薬」としての使用が可能です。現在、国策として医療費の抑制が強く求められています。早期に疾患を識別できる臨床診断薬の開発は、無駄な投与・副作用の防止により医療費の抑制につながることが期待されています。本研究用試薬は、インフルエンザウイルス、ムンプスをはじめとした病原性ウイルスの診断のみならず、癌の識別にも有効であり、幅広い疾患に適用できる大きな可能性を秘めています。本研究は、将来、医療現場に貢献できる臨床診断薬の開発、さらに創薬につながるものと期待されています。

焼廣学長には会場で激励いただきありがとうございました。

主催:国立研究開発法人科学技術振興機構、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
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