2019年4月11日

2012年から開始された広島国際大学(池田潔教授、大坪忠宗准教授)と立教大学(入江正浩教授、常盤広明教授)との協働研究「水溶性フォトクロミック化合物」の特許申請が、日本、米国の特許取得についでヨーロッパに移行し、ドイツ、フランス、イギリス特許権を取得することができました。広国大でヨーロッパ特許権の取得は、イギリス、フランスは初で、ドイツは2例目となります。5カ国制覇は広国大初だと思います。

広国大が合成に関わったフォトクロミック分子の一つである水溶性ジアリールエテン化合物は、2014年ノーベル化学賞を受賞したシュテファン・ヘル教授(ドイツ・マックスプランク研究所所長)のもとで性能を評価されました。ジアリールエテン化合物は「超解像度の蛍光顕微鏡の開発」に繋がることが期待されています。

発明の名称:水溶性フォトクロミック分子、特許出願番号:13837714,8、特許番号:第2902402号、特許公告日:2019年3月13日