公開講座では、広島大学病院薬剤部 教授 松尾裕彰 先生に「正しく知ろう食物アレルギー」という演題で、食物アレルギーの発症のしくみ、原因食物の特定法、治療と予防、最近の話題についてご講演いただきました。

講演では、食物アレルギーにかかると、特定の食べ物を食べることで、かゆみ、せき、下痢などのアレルギー症状が出現するが原因食物を食べなければ症状はでないこと、子供の場合、必要最小限の原因食物の除去を続けることで、多くは自然に食べられるようになるということを話されました。特に、小児の場合、早い時期から少量ずつバランス良く食べさせることが、食物アレルギーを避けるために大事であるというお話しが印象的でした。

一般市民参加者の感心も高く、熱心にメモをとる人も多く、講演後は、出席者から多数の質問がありました。

 

20160913