学位記・修了証書授与式 -グリットを発揮して前進を!-

2018年03月16日

3月15日に東広島キャンパスで2017年度学位記・修了証書授与式を挙行いたしました。卒業生・修了生の皆さん、またご家族・関係者の皆様、本当におめでとうございます。高垣東広島市長様を始めとして、各種職業団体の会長様など多くのご来賓にも出席頂きました。誠にありがとうございました。これだけのご来賓が駆けつけて下さり、卒業生・修了生の皆さんには、各界からの期待を感じてもらえたのではないかと思います。

当日の天気予報は「曇のち雨」でしたが、雲が多いものの晴れ間ものぞく天気で、ほっとしました。式場の講堂前や正門付近では袴姿の女子学生さんやスーツ姿の男子学生さん、保護者の方などが、朝早くから記念写真を撮っておられましたが、例年より、着物姿の女子学生さんが目立ったという印象です。

本学の入学宣誓式や学位記・修了証書授与式では、壇上に上がる教員はアカデミックガウン・アカデミックハットを着用します。そのアカデミックハットですが、式中にお辞儀をした際にマイクにぶつかる、というハプニングを起こしてしまいましたが、無事式を終えることができて、ほっとしています。

式辞は、今年も昨年同様、内容に合わせてスライドをお見せしながら話しました。今年は成功の要因として、才能よりも重要で、努力の源にもなっているといわれる「Grit(グリット)」という言葉を紹介しました。グリットは、日本語では「やり抜く力」と紹介されていることが多いのですが、「意志力」と訳してある場合もあります。

このグリットの重要性は、ペンシルバニア大学のアンジェラ・リー・ダックワース教授が広められた言葉です。ご自身の体験から始まり、さまざまな研究をされた結果、成功の鍵として「グリット」にいきついた、ということをTED conferenceというプレゼンの見本としても有名な講演会で発表されています。以下のリンクで、その講演を見ることができます。日本語の字幕付きなので、心配しなくても大丈夫です。

TEDconference

6分程度の短い講演なので、是非見て下さい。この動画は2013年のものなので、グリットについて、今はさらに研究が進んでいると思います。本も多く出版されておりますので、気になる方は読んで見るといいと思います。

卒業生を代表して「食べるのが大好き」という医療栄養学部一期生の細田さんが謝辞を述べてくれました。内容は、一期生ならではの苦労や課外活動団体の部長として悩みながら乗り越えてきたことなどでしたが、人と人とのつながりを大切にしていきたいという思いが伝わってきました。管理栄養士としての決意も表明してくれました。

卒業生の皆さんには、グリットを発揮して、自分にとって大切と思うことをやり遂げて欲しいと思います。

 

※なお、学位記・修了証書授与式の詳細はこちらからご覧いただけます。