医療経営学部ゼミ訪問 ~広島キャンパス~

2018年04月23日

私は普段は東広島キャンパスで執務をしているのですが、4月19日は終日広島キャンパスで執務をいたしました。広島キャンパスでは医療経営学部と大学院の実践臨床心理学専攻の学生・院生が学んでいます。東広島キャンパスの職員との打ち合わせや決裁をビデオ会議で行ったりしながら、空いている時間を利用し、短時間ではありますが、キャリアセンター主催の業界研究会と医療経営学部の授業を覗いてみました。

業界研究会は、キャリア教育として開催しているもので、今回は東京から歯科医療機器の商社の方に来て頂きました。医療経営学部の3,4年生が対象でした。講師の方に伺うと、この会社には本学医療経営学部卒業生が何人もお世話になっているとのことで、講師の方が彼らの活躍についての話もされたので、学生さんもこの会社や業界を身近に感じられたのではないでしょうか。扱っている商品に加えて、歯科医院開業支援やスタッフ研修などの業務を紹介して下さり、仕事の内容がリアルにイメージできたのではと思います。

授業では、3年生対象の「専門演習Ⅰ」を参観しました。「専門演習Ⅰ」は、いわゆるゼミですので、研究室単位で行われていますが、この日は早川研究室にお邪魔しました。今日の内容は、一人ひとりがゼミ企画を提案するということだそうで、二人の発表を聞かせてもらいました。一人は「みんなで花火をみにいこう」という企画タイトルで、浴衣を着て花火を見に行くという普段の大学生活とは異なった体験を演出することで、他ゼミ生のいろいろな面を知り、今後の活動へつなげていくという提案でした。夏に中国の2つの大学の学生さんが本学へ研修に来られることを紹介すると、日程があえば一緒に参加できるといいなという話になりました。もう一人は、「広島と言えば何を思いつくか」という問いから始まり、世界中に知られていて人気のある観光スポットがある割に広島県の魅力度ランキングがそれほど高くないことや起業率が低いことなどのデータを紹介して、県民性を考察した上で、広島県をもっともっと元気にするために事業を立ち上げたいというものでした。クラウドファンディングで資金を集めて、例えば多くの外国人観光客が立ち寄る地域の空き店舗を活用する事業を考えていきたい、と提案されていました。今回は一人の持ち時間を決めておられないようで、学生さんは自由に発表をして、自由に発言しておられました。ゼミ生は10人ですが、これらの提案がどのような形でまとまっていき、実行されるのか楽しみです。

早川研究室へは、突然の訪問で、先生も学生さんも皆さん驚いておられましたが、気持ちよく受け入れていただきました。ありがとうございました。今後も、各キャンパスで行われている授業やゼミ、あるいは地域で活動されている学生さんの所へ突然顔を出すことがありますが、よろしくお願いします。