大学は夏休み中?

2019年09月06日

9月になり、高校などでは授業が始まっていますが、大学はまだ夏期休業(夏休み)中です。ただ、夏期休業と言っても、7月や8月初めに大雨警報が多発された影響で補講も多くありましたし、臨床実習や、企業での実習、集中授業、卒業研究などで、忙しくしている学生さんも多くおられます。これから就職活動が本格化する医療系の学部もあり、これらの学部の4年生対象に小論文対策講座や就職説明会も開催されています。教職員も、夏期休業中に活動している学生さんの対応や、オープンキャンパス、本格化してくる入試、研究や学会活動と、それなりに忙しくしております。今回のブログでは、ここまでの夏期休業中に、私が参加したいくつかのイベントをご紹介します。

<イノベーション・ジャパン2019>

8月は東京、大阪、熊本など、県外への出張が比較的多い月でした。3回の東京出張のうち一回は「イノベーション・ジャパン2019」への参加で、本学からは、医療栄養学部長嶺憲郎教授が、広島大学の先生との共同研究について「悪玉虫歯菌の診断キットの開発」というタイトルで出展しました。2日間の開催でしたが、非常に多くの方に興味を持って頂き、帰広早々にも問い合わせがあったそうです。また、本学を設置している常翔学園の大阪工業大学と摂南大学も出展しておりましたが、特に大阪工業大学は数多く出展されており、会場では学生さんが着ておられる水色のTシャツが目立っていました。

<全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム>

イノベーション・ジャパンが終わった次の日には熊本で開催された「全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム」に参加してきました。全体でのシンポジウムと分科会があり、本学が所属している「教育ネットワーク中国」も分科会「大学コンソーシアムにおけるFD・SD研修」を担当し、本学の教員も報告者として参加して活発な議論が行われました。私自身は熊本の大学による分科会「危機管理と大学の地域貢献-震災対応を事例としてー」に参加して、自然発生的に起きた学生さんの活動や他大学との連携など、今後本学や教育ネットワーク中国として考えていくべき事の示唆を得ることができました。

<広島常光福祉会設立30周年記念祝賀会>

8月11日に広島常光福祉会設立30周年記念祝賀会にお招き頂きましたが、温かい雰囲気で、いい式典でした。広島常光福祉会とは、奨学金や、働きながら学ぶ「まな・はたプロジェクト」などで連携させて頂いております。式典で、新入職員の紹介があり、本学の卒業生が多かったのですが、成長させてもらっていることを感じました。

一方で17日には常翔学園事務職員親睦会の広島への研修旅行が予定され、私もお招き頂いていたのですが、台風が広島へ上陸する見こみとなったため、万が一を考えて中止となってしまうという残念なイベントもありました。この研修旅行、昨年は西日本豪雨のために中止となっていたため、2年連続での中止となってしまいました。

<後期始業に向けて>

9月3,4日には、立命館大学の教授で、本学の客員教授に就任頂いている沖裕貴先生をお招きし、後期の始業に向け「積極的傾聴法」「ルーブリック」についてのFD・SD研修会を開催しました。私は、少しだけ研修を見学させてもらいましたが、教職員が楽しく議論・発表をされていました。その他にも、夏期休業中に、ハラスメントや、CoursePowerというICTを活用した授業支援システムの研修なども行われ、私も参加したり見学したりしました。後期の通常授業開始は9月24日からですが、その2週間前の9日からの週には本学の教育の特色の一つである専門職連携教育の「専門職連携総合演習Ⅰ・Ⅱ」が集中して開講されますし、その次の週には後期ガイダンスも始まります。まだまだ昼間は暑いですが、朝夕は随分と涼しくなってきたこともあって、夏期休業の終わりと新しい学期の始業が近いことを肌で感じ、身が引き締まる思いです。